2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
平成28年度の財政力指数は0.63となっており、平成27年度より0.01ポイント上昇している。同指数は類似団体のほぼ平均に近い状況で、さらに全国平均、沖縄県平均を上回っている。税収が順調に伸びてきているとはいえ、自主財源より地方交付税等の依存財源の割合が高い状況に変わりなく、今後も引き続き税の徴収強化等による財源確保や歳出の徹底的な見直しによる歳出削減に努める。
平成28年度の経常収支比率は89.3%と平成27年度を2.0ポイント上回った。類似団体平均からは1.4ポイント下回っているものの、県平均より2.6ポイント上回っている。これは税収は順調に増えているものの、それよりも扶助費の伸びが大きく、人件費や繰出金についても増額となったためである。今後も扶助費や公債費の伸びが見込まれるため、事業規模の縮小や事務事業の優先度を厳しく点検するなど、経常経費の削減を図っていかなければならない。
本町の人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、平成28年度で97,006円となっており、平成27年度と比較して8,001円の減となっている。類似団体、県平均、全国平均と比べるとそれぞれ下回っている。これは、前年度に国の交付金事業で実施した事業の物件費の皆減などが要因として考えられる。しかし、今後、当該物件費が伸びる時期も見込まれるため、推移に注視していく。
平成28年度は平成27年度より0.4ポイント増となった。また、類似団体平均値より1.5ポイント、全国町村平均より2.4ポイントと上回っている状況が近年続いている。今後も国や民間の給与水準の動向を見ながら、適正化に努める。
平成28年度は平成27年度より0.26ポイント増となったものの、類似団体と比べ1.01ポイント少ない状況であり、全国、沖縄県平均ともに下回っている。これはこれまで取り組んできた定員管理適正化計画による効果である。今後も引き続き、効率的な組織運営に努めるとともに、適正な定員管理に努めていく。
平成28年度の実質公債費比率は8.1%となり、平成27年度と比較して0.2ポイントの減となっている。これは、元利償還金の額が減少傾向にあるのと同時に、標準財政規模が増加傾向にあることが影響していると考えられる。とはいえ、類似団体と比べ1.3ポイント上回っており、全国平均と比べても1.2ポイント高い。また、庁舎等複合施設建設事業や坂田小校舎危険建物新増改築事業などの本格的な償還が始まり、公債費のピークも数年後控えているため、今後は計画的な地方債発行を行い、償還額の平準化及び実質公債費比率が急激に上昇しないよう注視していく。
平成27年度と比べ13.6ポイント上がっており、悪化している。また、類似団体内平均値より78.6ポイントも上回っており、全国平均や沖縄県平均をもかなり上回っている。これは、基金といった充当可能財源が大幅に減額したことや、将来負担額である一部事務組合の負担等見込額の増加が影響していると考えられる。今後、区画整理事業や義務教育施設等の建替えなど大型事業が控えていることから、地方債の現在高の増加も見込まれるため、公債費等義務的経費の削減をはじめとする行財政改革はもちろんのこと、充当可能基金もできるだけ維持しつつ将来負担比率の低下に努めていく。
人件費に係るものは、平成28年度において、平成27年度より0.9ポイント増加し、類似団体平均値と比較して0.7ポイント上回っている。全国平均と同率、沖縄県平均より0.3ポイント上回っており、これは退職手当組合負担金の増額が影響していると考えられる。当該人件費については、適正な定員管理を行っていくこととする。
物件費に係るものは、類似団体、全国平均及び沖縄県平均を下回っている状況である。今後もこの状況を維持することに努め、経常経費であっても削減ができる部分はないか、適正化に向け取り組んでいく。
扶助費については増加傾向に歯止めがかからない状況となっており、平成28年度は平成27年度より1.3ポイント上がっている。また、経常経費に占める割合が大きく、経常収支比率に対する影響も大きい。また、類似団体平均値と比較すると、継続的に高い状況が続いている。今後も上昇傾向が続くと予想されることから、資格審査等の適正化など事業内容を細かく精査し、財政を圧迫する上昇傾向に歯止めをかけるよう努めていく。
その他には主に繰出金が大きな割合を占めているが、平成28年度は平成27年度より0.3ポイント上がった。ほぼ類似団体と同様に推移しているものの、全国平均や沖縄県平均を上回っているうえ、土地区画整理事業特別会計や下水道特別会計への繰出をはじめ、国民健康保険特別会計への赤字補てん的な繰出金が多額であり、財政需要の高い状況が続いている。これも安易に一般会計に財政負担を求めるのではなく、保険料や料金の適正化を図るなど、独立採算の理念に基づいた経営を促していく。
補助費に係るものについては、近年、同程度で推移し、安定している状況ではあるが、沖縄県平均より3.2ポイント上回っており、今後はごみ処理一元化、消防などの一部事務組合の負担金や、国民健康保険、介護保険事業など広域化における負担金増加も予想されることから、引き続き注視する。
公債費については減少傾向ではあるものの、類似団体平均値より0.9ポイント高い状況にある。今後、庁舎等複合施設建設事業や坂田小学校危険建物新増改築事業の償還開始を控え上昇する見込みであり、公債費のピークが数年後となっていることから、計画的な地方債発行を通して新規発行の抑制を図るなど、償還額の平準化及び公債費の上昇が急激にならないよう努めていく。
公債費以外で経常収支比率をみると、ほぼ類似団体と似通った状況ではあるが、今年度も扶助費だけは、大きくかい離した状況が見受けられた。今後、本町の経常収支比率を安定したものとするためには、増加傾向にある扶助費をいかに抑制するかがポイントであり、資格審査等の適正化を図るなど、早急な対策を講じていなかければならない。
実質公債費比率及び将来負担比率ともに前年度より改善はみられるものの、将来負担比率は類似団体内平均値より73%も上回っており、土地区画整理事業や街路・道路事業など長期に続く事業費に伴う地方債の発行額が大きいことから、実質公債費比率も同様に高い傾向にある。今後、庁舎建設事業等の起債に伴う償還が始まることにより、実質公債費比率は上昇することが想定されるが、長期に続く大型事業により地方債の発行もこれに合わせて続いていくことが見込まれる。また、国民健康保険特別会計の累積赤字の解消のため基金の取り崩しは不可欠であり、今後は充当可能基金額の減少も見込まれ、将来負担比率も上昇していくことが考えられる。計画的な地方債発行を通して償還額の平準化及び実質公債費比率の上昇が急激にならないよう、これまで以上に公債費等義務手的経費の削減をはじめとする行財政改革に取り組んでいく必要がある。
七飯町 美幌町 遠軽町 音更町 幕別町 中標津町 紫波町 矢巾町 大河原町 柴田町 亘理町 利府町 大和町 美里町 東海村 阿見町 壬生町 野木町 吉岡町 玉村町 伊奈町 三芳町 毛呂山町 小川町 宮代町 杉戸町 松伏町 酒々井町 栄町 瑞穂町 葉山町 寒川町 大磯町 二宮町 湯河原町 立山町 津幡町 内灘町 富士河口湖町 下諏訪町 岐南町 笠松町 函南町 清水町 東郷町 扶桑町 大治町 蟹江町 美浜町 明和町 精華町 島本町 熊取町 猪名川町 播磨町 太子町 三郷町 斑鳩町 田原本町 上牧町 王寺町 広陵町 白浜町 府中町 海田町 熊野町 石井町 北島町 藍住町 三木町 綾川町 松前町 砥部町 いの町 宇美町 篠栗町 志免町 須恵町 新宮町 粕屋町 水巻町 岡垣町 筑前町 広川町 福智町 みやき町 有田町 長与町 時津町 菊陽町 益城町 日出町 三股町 高鍋町 読谷村 北谷町 西原町 南風原町 八重瀬町