吉富町：簡易水道事業（法適用）【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2015年度）

経営の健全性・効率性について

・健全性について給水に係る費用を給水収益のみで賄うことができないため、一般会計からの繰入金で補てんすることで経営が成り立っている。しかしながら、一般会計繰入金額が減少したため、流動資産が減少傾向にある。また、給水原価も類似団体の平均値を上回っており、維持管理費の削減等経営改善が必要である。・効率性について施設利用率・有収率ともに平均よりも高い数値となっており、適切な利用がなされている。今後も計画的に漏水調査を行い無効水量の削減に努める。

老朽化の状況について

管路については、下水道工事の施工に合わせて配水管の布設替工事を行うことにより、今後20年間で主な老朽管の更新が可能である。下水道未普及地域においては、計画的に更新を行う。管路以外の有形固定資産については、必要に応じて更新又はメンテナンスを行い長寿命化に取り組んでいる。

全体総括

総合的に安定した経営を行っているが、流動資産が減少傾向にあるため、経営戦略を策定し、経営改善を図る必要がある。また、適切な料金収入の確保や維持管理費等削減を行ったうえで、安定した経営を行うための費用を一般会計から繰入れする必要がある。

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