30:和歌山県
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紀美野町:末端給水事業
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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について経常収支比率は、平成30年度に対して経常費用(原水及び浄水費)が減少した為、前年度より4.71ポイント上がっている。累積欠損金比率は、営業収益が減少傾向であるものの0%を維持している。流動比率は、前年度に比べ利益の増加に伴い流動資産(預金)が増えたものの、流動負債(未払金)も増えた為、161.61ポイント減少した。企業債残高対給水収益比率は、年平均約13ポイントの減少傾向であるものの、管路経年化率が50%を超えている状況である為、計画的な更新を検討していく。料金回収率については、前年度に比べ給水収益が0.4ポイント減少したのに対して、経常費用が2.9ポイント減少した為、3.89ポイント高くなっている。給水原価は、年間総有収水量が2.4ポイント減少したものの、経常費用が減少した為、前年度より5.46ポイント改善している。施設利用率は有収水量の減少に伴い、全体的に減少傾向で推移しており、今後も人口減少が進むことにより利用率の減少が見込まれる。有収率は5ヶ年平均92.5%であり、類似団体に比べて高い率となっているが、年約0.3ポイントずつ減少している為、計画的な管路更新を検討していく必要がある。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について有形固定資産減価償却率は平成27年度より毎年平均約1.7ポイント伸びており、50%を超えている状況である。令和元年度においては、管路の更新を行っていない為、管路更新率は0%となっている。給水区域内における総管延長約38kmにおいて、管路経年化率が50%を超える現状を踏まえ、計画的に老朽管の布設替えを行っていく。 |
全体総括現在のところ経常収支比率及び料金回収率は100%以上あり、黒字会計により経営しているが、給水人口の減少に伴い収益が減少していくものと思われる。今後は浄水場の施設更新事業及び老朽管の更新を含め、長期的な運営計画を検討し、健全な経営を目指していく。 |
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