印南町:簡易水道事業(法適用)

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地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度

経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

①②経常収支比率は、100%を下回っているが、令和3年度は例年より経常収支比率が100%へ近づいている。営業収益は減少したものの、営業費用、営業外費用の減少と営業外収益が増加したことが要因であり、特別利益を加えた決算値では、2年続けての黒字となった。欠損金は減少したものの、未だに平均値を大きく超える比率であることから累積欠損金の解消を早期に検討する必要がある。③流動比率は、流動資産の減少及び流動負債の増加のため、令和3年度も微減となった。100%を下回らなければ短期的な支払能力を有しているとされているが、会計移行後、減少が続いており、平均値を大きく下回っていることから、今後、適正な供給単価の設定が必要であると考えられる。④企業債残高対給水収益比率は、起債の償還ピークを迎え減少傾向であるが、令和3年度も前年度に引き続き借入を行っており、給水収益は前年度から減少していることから、今後、企業債残高の増加が懸念される。⑤⑥料金回収率は前年度から0.74ポイント上昇し、類似団体を上回っているが、これは更に経常費用削減等を行い、給水原価が微減したためである。⑦施設利用率は、88.63%と変わらず高水準となっており、現状、適切な施設規模であると言える。⑧有収率は71.33%と類似団体平均と比べて未だ低く、漏水個所を特定し維持管理を行っていく必要がある。

老朽化の状況について

上水道事業として開始してからの年数が5年と短いため、不明資産を除くと減価償却率は類似団体と比べ大きく下回っており、管路経年化率は現在のところ発生していない。今後の老朽化に対する更新事業に備えるため、経営改善を図る必要があると同時に更新費用を平準化するための計画を策定し、後年、適切な時期に必要な投資を行っていく必要がある。

全体総括

会計移行後の5年間で経常収支は毎年赤字であり、累積欠損金解消までの見通しが無い状況である。欠損金の解消と安定した営業収益を確保する経営改善を図る必要があると考えられる。施設や設備、管路の更新計画が無く更新に対する財源が企業債の借入のみとなってしまうと償還利息の返済等と相まって流動資産の減少ペースが加速する恐れがある。施設・管路更新に向けて計画を早急に立て、今後の投資を見通せるようにすること、それらに対しての自己財源を確保できるような経営改善は早期検討課題である。

類似団体【A8】

夕張市 赤平市 三笠市 松前町 江差町 鷹栖町 東神楽町 当麻町 美瑛町 上富良野町 羽幌町 枝幸町 斜里町 湧別町 洞爺湖町 安平町 むかわ町 日高町 浦河町 新得町 清水町 大樹町 広尾町 池田町 足寄町 厚岸町 弟子屈町 白糠町 月新水道企業団 平内町 鰺ヶ沢町 深浦町 田舎館村 東通村 久吉ダム水道企業団 葛巻町 岩手町 西和賀町 平泉町 大槌町 岩泉町 軽米町 一戸町 村田町 川崎町 丸森町 大郷町 大衡村 色麻町 女川町 五城目町 八郎潟町 井川町 羽後町 朝日町 大江町 最上町 真室川町 飯豊町 国見町 大玉村 泉崎村 矢祭町 塙町 玉川村 浅川町 河内町 五霞町 塩谷町 下仁田町 草津町 東吾妻町 山武市 大多喜町 御宿町 鋸南町 大島町 八丈町 中井町 松田町 山北町 真鶴町 阿賀町 湯沢町 穴水町 南越前町 越前町 美浜町 高浜町 若狭町 市川三郷町 忍野村 千曲市 御代田町 立科町 長和町 原村 飯島町 宮田村 阿智村 喬木村 豊丘村 山形村 池田町 松川村 白馬村 高山村 信濃町 関ケ原町 輪之内町 坂祝町 富加町 川辺町 河津町 南伊豆町 松崎町 西伊豆町 清須市 木曽岬町 大台町 度会町 大紀町 御浜町 豊郷町 甲良町 多賀町 宇治田原町 能勢町 安堵町 川西町 三宅町 高取町 明日香村 吉野町 美浜町 日高町 由良町 印南町 日高川町 伯耆町 邑南町 津和野町 吉賀町 奈義町 北広島町 大崎上島町 世羅町 美波町 海陽町 つるぎ町 上島町 伊方町 鬼北町 久山町 小竹町 香春町 添田町 大任町 みやこ町 吉富町 玄海町 東彼杵町 小国町 甲佐町 山都町 錦町 多良木町 竹田市 玖珠町 高原町 綾町 都農町 高千穂町 一ツ瀬川営農飲雑用水広域水道企業団 長島町 湧水町 東串良町 南大隅町 中種子町 南種子町 瀬戸内町 龍郷町 喜界町 徳之島町 天城町 伊仙町 和泊町 知名町 与論町 今帰仁村 宜野座村 久米島町