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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
財政力指数については、前年度に比べ0.01ポイント良化し、類似団体29団体中16位となっている。基準財政収入額は対前年比797百万円の増であったのに対し、基準財政需要額は対前年比703百万円の増であったため、単年度の財政力指数は、0.657から0.670へと0.013ポイント良化した。しかしながら、類似団体平均を下回っており、引き続き納付勧奨、滞納の未然防止、滞納整理強化等、市税等の徴収にかかる総合的な対策を講じ、歳入の確保に努める。
歳出の経常経費充当一般財源は、人件費や扶助費、特別会計への繰出金が増となった一方で、公債費等の減により、全体では対前年比105百万円の減となってる。一方、歳入の経常一般財源等については、地方消費税交付金の増等により、全体では対前年比78百万円の増となった。結果、経常収支比率は、歳出の経常経費充当一般財源の減と、歳入の経常一般税源等の微増により、前年度に比べ0.6ポイント良化した。高齢化社会の進展に伴う特別会計への繰出金や扶助費は確実に伸びてきており、今後も厳しい状況が続くものと考えている。
人口千人当たりの職員数が類似団体の平均値以下ということもあり、人口1人あたりの人件費・物件費等の決算額は、93,390円で、類似団体中3番目に低い(類似団体平均の81.8%)水準にある。引き続き、定員管理計画による人件費の抑制や、民間委託・民間移管の検討等、コストの低減を図っていくこととしている。
定員管理計画に基づき、事務事業の縮小・廃止、効率化、民間委託や民間移管等を推し進め、もともと類似団体に比べて職員数が少ない中、人件費の抑制に努めてきたところである。今後も一定の職員数は維持しつつ、民間委託等の推進、事務効率化の実施等、適正な職員定数の管理に努める。
定員管理計画に基づき、事務事業の縮小・廃止、効率化、民間委託や民間移管等を推し進め、もともと類似団体に比べて職員数が少ない中、人件費の抑制に努めてきたところである。平成27年度からスタートした、子ども・子育て支援新制度の施行に合わせ、保育士を拡充したこと等により、数値は横ばいとなっている。今後も一定の職員数は維持しつつ、民間委託等の推進、事務効率化の実施等、適正な職員定数の管理に努める。
過去の大規模な投資的事業(国際会議場整備事業、新清掃工場建設事業等)のほか、数次にわたる国の景気対策に伴う起債の償還が影響し、実質公債費比率は、前年度から1.6ポイント良化したものの、類似団体内では27位となっている。今後も、第三セクター等改革推進債や図書館、美術館、公会堂の整備等、普通建設事業に係る本格償還が始まるため、劇的な改善は困難であるが、新発債の抑制を図り、実質公債費比率の低減を図ることとしてる。
地域総合整備資金貸付事業債の皆減等により、市債の発行額は対前年度比16.2%の減となったものの、過去に実施した国際会議場整備事業や清掃工場建設事業等の大規模事業に伴う地方債残高の影響により、類似団体内で28位となった。今後も市債発行額の適正化に努め、将来負担額の低減を図ることとしてる。
人件費に係る経常収支比率は、前年度と比べ1.1ポイントの増となっているが、これは子ども・子育て支援新制度の導入に伴い、任期付保育士を拡充したことや、退職者が前年度より増えたことによるものである。しかしながら、類似団体平均を3.2ポイント下回る低い水準であり、今後も定員管理計画に基づく定数管理や、給与水準の適正化を図る。
扶助費に係る経常収支比率は、子ども・子育て支援新制度の導入に伴う、子育て関連経費に加え、生活保護費や自立支援医療費等の増加により、前年度と比べ、1ポイントの増となっている。扶助費については、毎年増加傾向にあり、高齢化の進展等により今後も増加することが予想される。
その他に係る経常収支比率は、20.0%と類似団体平均を大きく上回っている。内訳の大部分を占める繰出金については、国民健康保険をはじめ、介護保険、後期高齢者医療等の社会保障に係る特別会計への繰出が年々増加している。今後も高齢化社会の進展に伴いさらなる増加が見込まれる。
補助費等に係る経常収支比率は、前年度と比べ0.6ポイントの減となっているが、ほぼ横ばいとなっており、主な内訳は消防業務や清掃業務を行う一部事務組合への負担金がある。今後も、米子市補助金交付基準に基づき、補助金の適正化に努める。
公債費に係る経常収支比率は、一般廃棄物処理事業債や減収補填債の減等により、前年度と比べ2.6ポイント良化している。しかしながら、類似団体平均を3.2ポイント上回っている状況であり、今後も引き続き新発債の抑制を図る等、比率の抑制に努める。
公債費以外の経常収支比率は、72.7%で類似団体平均を0.4ポイント下回っており、特徴としては、「その他」の割合が高く、「人件費」・「物件費」の割合が低いことが挙げられる。
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