古河市:公共下水道

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経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率令和2年度企業会計移行による打ち切り決算及び、他会計繰入金の減少により収益減となり、費用については支払い利息や委託料等が減少したため、令和元年度は全体として3.00ポイント低下した。④企業債残高対事業規模比率類似団体平均と比較して低い水準で推移している。令和元年度は打ち切り決算による使用料収入の減少により、42.25ポイント上昇した。⑤経費回収率令和元年度は打ち切り決算による使用料収入の減少により、4.99ポイント低下した。⑥汚水処理原価類似団体平均と比較して高い水準で推移している。令和元年度は打ち切り決算による委託料等の減少により、23.16円の減となった。⑦施設利用率認可区域が整備途中であることや水洗化率が低い水準にあるため、類似団体平均と比較して低い水準で推移している。令和元年度は処理水量の増加により、2.42ポイント上昇した。⑧水洗化率類似団体平均と比較して低い水準となっているが、水洗化便所設置済人口及び現在処理区域内人口が増加傾向にあるため、水洗化率は微増で推移している。令和元年度は水洗化便所設置済人口の増加により、0.24ポイント上昇した。

老朽化の状況について

③管渠改善率現在管渠改善工事は実施していないが、市内の公共下水道事業における管渠の総延長は460kmを超え、古い管渠では40年を経過している状況となっている。今年度は管路施設調査を6.1km実施した。

全体総括

令和元年度は企業会計移行による打ち切り決算のため使用料収入の減少などがあり収益的収支比率は前年度よりも低下したが、類似団体平均と比較して低い水準で推移している企業債残高対事業規模比率を見ると、経営の健全性は保たれているといえる。一方で、経営及び施設の効率性については、類似団体平均と比較しても低い水準にある指標も多くなっていることから、計画的な管渠整備を進めるとともに接続率向上のための啓発活動を継続的に実施する必要がある。今後は施設の老朽化による更新投資の増加とともに、人口減少による使用料収入の減少が見込まれることから、経営戦略やストックマネジメント計画に基づき、投資規模と収益水準に注視しつつ事業を実施する必要がある。

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