経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率H30年度は打切り決算により収益的収支比率が94.16%となり、前年度に比べ5.52ポイント減少している。総収益775,519千円のうち料金収入の割合は70.4%で、繰入金の割合は29.5%である。繰入金の割合が70%を超えて推移しており、引き続き料金収入の確保と費用削減に努める必要がある。④企業債残高対事業規模比率類似団体平均値を下回り、減少傾向で推移している。H30年度は打切り決算のため料金収入が対前年度減となったが、今後も緩やかな増加見込まれ、地方債残高は減少傾向にある。⑤経費回収率打切り決算により料金収入が減となったため、経費回収率が100%を下回った。⑥汚水処理減価H30年度の汚水処理原価は130.30円で、対前年度6.07円の増となった。引き続き水洗化率の向上を図り、有収水量の増加に努める必要がある。⑧水洗化率H30年度は、現在処理区域内人口の減少以上に現在水洗便所設置済人口が減少したため、水洗化率は前年度を下回り98.20%となった。
老朽化の状況について
③管渠改善率S61年度から供用開始しており、類似団体平均値に比べ低い数値であるが、今後、修繕箇所の増加が予想される。
全体総括
H30年度は打切り決算により料金収入が減になったため、経費回収率が100%未満となったが、汚水処理原価は類似団体に比べが低い水準である。総収益に占める繰入金の割合が増加傾向にあり、引き続き水洗化率の向上を図り、料金収入の確保と費用削減に努める必要がある。