湧別町：簡易水道事業（法適用）【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2017年度）

経営の健全性・効率性について

経営収支比率が１００％に達しておらず単年度収支で赤字になっており、合併により一部統合になった平成２３年度以来、累積欠損金が年々増加している状況が続いています。企業債残高については、平均を下回っていますが、大規模な更新による経費の増大が見込まれているため、これまで以上の経営健全化・効率化が求められいます。

老朽化の状況について

本町の主要な浄水場である東山浄水場は、昭和５９年建設から３０年以上が経過し、全面的な更新の時期を迎えており、今後更新に着手すると莫大な経費がかかる見込みとなっています。管路については、経年化率は平均を下回っているものの有収率は６７．44％と低い状況が続いており、老朽化した管路の更新も必要な状況です。

全体総括

本町の水道事業は、累積欠損金が年々増加しており、水道事業の経営はよい状態とは言えず、大規模な浄水場の更新も先延ばししている状況でこれまで以上に経営の健全化・効率化に取り組んでいかなくてはなりません。また、有収率も依然として低い水準のため漏水修繕等により有収率の向上を図る必要があります。今後、より一層の経営改善を図る観点から各種計画の策定、水道料金の改定、近隣市町村との連携を図るなど抜本的な対策について検討をしていく必要があります。

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