経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は、今後数年で償還金額がピークとなることから、厳しい状況である。R01から100%だが、今後も経営状況維持できるよう取り組んでいく。企業債残高対事業規模比率は、H27年度までと比べて低いが、一般会計繰入基準を総務省基準に基づいて算定したためである。経費回収率は平均値の53.23%に比べて36.91%と低く、汚水処理原価は平均値の283.30円に比べて432.90円と若干高くなっており、適正な使用料収入の確保及び汚水処理費の削減が必要である。施設利用率は平均値の55.96%に比べて49.64%と低い。水洗化率の25.15%は、大字内総人口から市町村設置型合併浄化槽処理による水洗化人口の割合である。
老朽化の状況について
管渠改善率は、平成27年度から令和元年度にかけて0%となっている。令和元年度末で10年以上経過した地区もあり、老朽化の状況把握が必要となってきている。
全体総括
経営の健全性、効率性について、平均値と比べて不良の数値があり、適正な使用料収入の確保及び汚水処理費の削減、経営改善に向けた取り組みが必要な状況である。