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収集されたデータの年度

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指定団体等の指定状況

財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定

人口の推移

産業構造

財政比較分析表(2017年度)

財政力

財政力指数の分析欄

特別徴収納税者の増及び新築家屋の増により地方税は増加傾向にあるが、歳出における扶助費の増加が続いており、依然として類似団体平均を下回ったまま推移している。今後も厳しい財政運営が見込まれるため、行政経費のさらなる節減合理化を推し進め、財政の健全化に努める。

類似団体内順位:78/85

財政構造の弾力性

経常収支比率の分析欄

一般財源等充当経常経費は人件費等による減少要因が物件費や補助費等の増加要因を吸収し、全体として伸びているものの、それを経常一般財源等の伸びが上回ったため、前年より比率が改善されている。目的別では障害福祉、生活保護措置費や保育関連事業の扶助費が増加傾向にあり、今後も引き続き行財政改革に取組み、経常的経費の削減と経常一般財源の増収に努めなければならない。

類似団体内順位:16/85

人件費・物件費等の状況

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

管理職手当の削減等、人件費の削減を続けており、全国平均・県平均を下回り推移している。今後とも、行政改革に取り組み、定員管理・給与の適正化、民営化や民間委託、指定管理制度等の導入により、経費削減に努める。

類似団体内順位:22/85

給与水準(国との比較)

ラスパイレス指数の分析欄

退職者と採用者の学歴、経験年数の構成等により類似団体・全国平均を下回っている。今後とも人件費の適正化に努める。

類似団体内順位:11/85

定員管理の状況

人口1,000人当たり職員数の分析欄

第7次糸満市行政改革大綱・実行プランにより、保育士や現業職員等の退職不補充、保育所や給食センターの民間委託等を推進した結果、全国平均・県平均を下回る数値を示している。今後も職員の定数管理及び適正化に努める。

類似団体内順位:56/85

公債費負担の状況

実質公債費比率の分析欄

平成21年度以降、投資的事業の抑制により地方債の新規発行額が減少しており、徐々に改善しているが、類似団体平均を上回ったまま推移している。今後は老朽化した学校施設の大規模改修等が控えているため、建設事業費の適正化や高率補助事業の活用を推進し、地方債発行の抑制に取り組む必要がある。

類似団体内順位:55/85

将来負担の状況

将来負担比率の分析欄

大規模事業の地方債償還が終了した影響などにより、将来負担比率は徐々に改善しているが、依然として類似団体・沖縄県平均を上回っている。そのため、今後控えている大規模な長期事業計画の整理縮小を図るなど、行財政改革に取り組み、人件費や公債費等の義務的経費の削減に取り組む必要がある。

類似団体内順位:63/85

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2017年度)

人件費

人件費の分析欄

団塊の世代の退職による退職手当負担金の増傾向が落ち着いたため、県平均・全国平均を下回っている。今後も継続し管理職手当削減等による人件費の圧縮を図っていく。

類似団体内順位:32/85

物件費

物件費の分析欄

物件費が類似団体、全国及び沖縄県平均を下回っている主な要因として、ごみ処理業務を一部事務組合で行っていることがあげられる。今後とも事務事業の廃止や削減により物件費の抑制に努める。

類似団体内順位:11/85

扶助費

扶助費の分析欄

障害者福祉サービス費、生活保護費、児童福祉費等の増化が著しく、類似団体・沖縄県平均を上回る高い水準で推移している。今後もこの傾向は続く見通しだが、資格審査等のさらなる適正化や保育施設の配置見直しを進めていくことで、財政を圧迫する上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。

類似団体内順位:84/85

その他

その他の分析欄

介護保険特別会計及び公共下水道事業特別会計への繰出金の増により比率は増加している。今後は高齢化による、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計の給付費の増加や、また、農業集落排水特別会計の施設整備費の増が見込まれるため、給付費の適正化、使用料や保険料の見直しやさらなる徴収強化等に取り組み、独立採算の原則に沿った財政運営を目指す。

類似団体内順位:53/85

補助費等

補助費等の分析欄

市単独補助金等の見直しにより類似団体、全国平均を下回っている。今後、糸満市豊見城市清掃施設組合負担金については施設の老朽化に伴う修繕・更新費用により増加することが見込まれ、補助費全体としても数年は徐々に上昇する見通しである。今後とも補助金の見直しや廃止に取り組み、適正化に努める。

類似団体内順位:11/85

公債費

公債費の分析欄

大規模事業の地方債償還が終了した影響により減少しているが、今後は沖縄振興特別推進交付金事業に伴う地方債発行の増加が懸念される。事業推進のうえで地方債の発行は不可欠だが、義務的経費の増加による財政の硬直化を防ぐために、地方債の新規発行を抑制するよう高率国庫補助事業などの活用に引き続き努める。

類似団体内順位:56/85

公債費以外

公債費以外の分析欄

人件費や人件費に基因する公営企業繰出金の減少により全体として減少している。人件費は給与改定による給与等の増、扶助費は社会保障関係費が増加により今後も増加が見込まれる。したがって、一般財源等充当経常経費は全体として増加し続けているため、今後も引き続き行財政改革に取組み、経常的経費の削減と経常一般財源の増収に努めなければならない。

類似団体内順位:14/85

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

民生費は住民一人当たり212,608円で、前年より減少したものの歳出全体の半分近くを占めており、類似団体平均を上回っている。民生費のうち、児童福祉費では子育て支援に関する事業に重点的に取り組んでいるため、平成30年度以降も徐々に増加していく見込みである。その他経費では議会費、農林水産業費を除けば軒並み全国平均、類似団体平均を下回っており、特に商工費や土木費、教育費が低いことから、将来的な労働人口や子育て世帯の他市町村への流出が懸念される。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民一人当たり427,899円となっており、前年(425,377円)より2,522円増加している。また、扶助費は決算総額の3分の1以上を占めており、一人当たりのコストでは全国平均、類似団体平均、沖縄県平均を大きく上回ったまま増加し続けている。主な構成項目のうち普通建設事業費のうち更新整備、維持補修費、公債費及び繰出金は全国並みだが、その他の費用は平均を下回っており、前述の扶助費の増加によって投資的経費に割ける財政力が不足していることがわかる。今後の人口推計では労働者人口の割合は減少することが見込まれており、更に状況は悪化すると考えられる。なお、普通建設事業費では新規整備が減少傾向であるのに対し更新整備が増加しており、この傾向は次年度も続くと見られるが、平成31以降は文化交流・情報発信拠点整備事業の本体工事を予定していることから反転が予想される。

実質収支比率等に係る経年分析(2017年度)

分析欄

実質単年度収支が赤字の年度もあり、財政状況は極めて厳しいと言える。財調基金残高は平成24年度までは増加していたが、扶助費の増や国民健康保険特別会計への繰出金増により減少している。糸満市の標準財政規模からみると積立が少額であるため、一層の健全化に取り組む必要がある。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2017年度)

分析欄

水道事業会計の黒字が水道料金の値下げにより平成26には減少に転じており、今後は横ばいで推移していく見込みである。また、国民健康保険事業特別会計の累積赤字は広域化に向け次年度で整理を予定しているが、今後も医療費高騰の影響を受け増加していくと考えられるため、今後とも適正給付、保険料の見直し・徴収強化等に取り組み単年度赤字額の縮減に努めなければならない。

実質公債費比率(分子)の構造(2017年度)

分析欄

平成19年度以降新規発行を抑制してきたことにより元利償還金は減少傾向にあり、実質公債費比率は平成28年度の8.6%から平成29年度は8.3%と改善しているが、今後は沖縄振興特別推進交付金事業に伴う地方債発行の増加が懸念されるため、更なる改善に取り組む必要がある。

分析欄:減債基金

将来負担比率(分子)の構造(2017年度)

分析欄

充当可能財源は概ね横ばいで推移しており、将来負担額が減少傾向であるため、将来負担比率は改善している。団塊の世代の退職による退職手当負担見込額の増傾向はピークを越えたが、今後は農業集落排水事業の工事費増に伴う公営企業債等繰入見込額の増加が見込まれる。また、一般会計等に係る地方債の現在高についても減少傾向ではあるものの、沖縄振興特別推進交付金事業に伴う地方債発行の必要性が高まることが予想されており、将来負担比率の増加が懸念される。

基金残高に係る経年分析(2017年度)

基金残高合計

基金全体

(増減理由)特定目的金についてはふるさと応援基金35百万円など積立額が46百万円増加した一方で、剰余金を財源とする財政調整基金が積み立てられなかったことから、全体として120百万円の減となった。(今後の方針)中期的財政見通しの推計結果から計画的財政運営の必要性は明らかであり、将来に向けた財政健全化を推進するために、歳入の確保と歳出の圧縮に加え、基金運用の適正な管理計画を立てる必要がある。特に財政調整基金、減債基金及び公共施設整備基金については、無秩序な運用を控え、適切な運用を目指す。

財政調整基金

財政調整基金

(増減理由)決算剰余金のうち200百万円を積み立てた一方で、扶助費等の増加に対応する為320百万円を取り崩した。(今後の方針)毎年度、歳入総額から歳出総額を差し引いた剰余金を想定しているが、財政状況の厳しい現状では当分の間、剰余金の発生は少ないものと見込んでおり、積立ては厳しいものと考えられ、極力現在の基金残高の維持に努める。

減債基金

減債基金

(増減理由)増減なし(今後の方針)毎年度、歳入総額から歳出総額を差し引いた剰余金を想定しているが、財政状況の厳しい現状では当分の間、剰余金の発生は少ないものと見込んでおり、積立ては厳しいものと考えられ、財政調整基金と同様に極力現在の基金残高の維持に努める。

その他特定目的基金

その他特定目的基金

(基金の使途)・公共施設整備基金:下水道及びその他公共施設等の整備資金・人材育成基金:人材育成に寄与する事業の資金・市民会館建設基金:糸満市民会館の建設資金・ふるさと応援基金:夢のある個性豊かなふるさとづくりに資する事業の資金・福祉振興基金:地域における福祉活動の促進等を図る事業の推進資金(増減理由)・公共施設整備基金:公共施設整備費に298百万円を充当した一方で、土地売払収入300百万円を積み立てたことにより増加・人材育成基金:債権運用による利子収入及び寄附金収入7百万円を積み立てたことにより増加・市民会館建設基金:増減なし・ふるさと応援基金:地域キャリア教育支援事業に1百万円を充当した一方で、糸満市ふるさと応援寄附金を36百万円積み立てたことにより増加・福祉振興基金:増減なし(今後の方針)・公共施設整備基金:糸満のくらし体感施設等の公共施設整備費として活用していく。・人材育成基金:近年の低利率推移から、当分の間、基金への積立ては行わず、寄附金、債権等運用益を事業費として活用していく。・市民会館建設基金:糸満市民会館の建設資金として活用していく。・ふるさと応援基金:毎年度、糸満市ふるさと応援寄附金を全額積み立て、寄附者の意向が反映されるような事業に充当する。また、糸満市ふるさと応援寄附金に同調して増加するふるさと応援寄附制度推進事業費の一部に充てる。・福祉振興基金:これまでの実績として、生活支援事業補助金、社会福祉大会補助金、健康福祉まつり補助金があり、今後も基金の趣旨に沿う事業に補助金を交付していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2017年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率は平成28→49.4%、平成29→51.3%であり、類似団体より低く県内平均より高い水準となっている。現在高嶺小中学校や観光振興センターといった大規模施設の建設を控えていることから、今後は減少することが見込まれる。

類似団体内順位:'NULL'

(参考)債務償還比率

債務償還比率の分析欄

類似団体内順位:'NULL'

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は大規模事業の地方債償還が終了した影響などにより、H28→69.1、H29→68.1と徐々に減少傾向にあるが、有形固定資産減価償却率は横ばいの状況である。一般的に施設更新など投資的事業の抑制によって、将来負担比率は改善し有形固定資産減価償却率が上昇するが、本市においては、沖縄振興特別推進交付金など高率補助を活用した更新が進められていることから、有形固定資産減価償却率が横ばいのまま将来負担比率が改善していると考えられる。今後も高率補助事業を活用し施設の老朽化対策に積極的に取り組んでいく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率も将来負担比率も、近年減少傾向が続いている。これは学校建設など大規模施設整備事業の償還が終了したことが主な要因として挙げられるが、今後新たに観光振興センターなどの大規模施設整備を控えているため、高率補助事業を活用することで引き続き改善を図る。

施設類型別ストック情報分析表①(2017年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は港湾・漁港であり、特に低くなっている施設は、学校施設、児童館である。港湾・漁港については、喜屋武漁港及び糸満漁港が整備から50年近く経過しているが、いずれも定期的に修繕を行い使用している。学校施設については、兼城中学校の校舎建て替えにより有形固定資産減価償却率が低くなっている。児童館については、がじゅまる児童センターが平成12年に建設され有形固定資産減価償却率が低くなっているが、今後維持管理費用の増加が見込まれる。

施設類型別ストック情報分析表②(2017年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は一般廃棄物処理施設であり、特に低くなっている施設は、庁舎である。一般廃棄物処理施設については、糸豊環境美化センターの老朽化が進んでいることから、施設の更新が課題となっている。庁舎については、平成14年に本庁舎を整備しており、電気・機械系の更新時期を迎えることから、公共施設等総合管理計画に基づき大規模修繕など計画的な維持管理に努める。

財務書類に関する情報①(2017年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度末から1,080百万円の減少(△1%)となった。金額の変動が大きいものは事業用資産とインフラ資産であり、事業用資産は市営住宅建設事業(524百万円)など2,205百万円の増加要因に対し、減価償却による資産の減少が下回ったことから514百万円増加し、インフラ資産は与那堀線整備事業(116百万円)など969百万円の増加要因に対し、減価償却による資産の減少が上回ったことから458百万円減少した。公営事業会計や一部事務組合等を加えた連結では、資産の減価償却による減少要因に対し、糸満市豊見城市清掃施設組合の事業用資産増など資産増加要因が上回っており、一般会計等の資産減少分を吸収している状況にある。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用が24,524百万円となり、前年度比721万円の減少(▲2%)となった。そのうち、人件費等の業務費用は9,984百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は14,540百万円であり、移転費用の方が業務費用よりも多い。最も金額が大きいのは社会保障給付(6,334百万円、前年度比+263百万円)、次いで補助金等(6,081百万円、前年度比+2,682百万円)であり、純行政コストの54%を占めている。今後も高齢化の進展などにより、この傾向が続くことが見込まれるため、社会福祉給付費の適正化や事業の見直し推進等により、経費の抑制に努める。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が1,391百万円多くなっている一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が13,799百万円多くなり、純経常行政コストは12,659百万円多くなっている。連結では、糸満豊見城清掃施設組合の使用料62,885百万円など経常収益が計上されていることに対し、後期高齢者医療広域連合への負担金など移転費用4,770百万円計上され、純経常行政コストは39,468百万円となっている。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計においては、税収等の財源(23,682百万円)が純行政コスト(23,006百万円)を上回ったことから、本年度差額は675百万円となり、純資産残高は301百万円の減少となった。本年度は、補助金を受けて西崎緑地等整備事業や市営住宅建設事業を実施したため、財源に当該補助金の額が計上される一方、当該施設取得による行政コストの計上は減価償却により徐々になされるため、純資産が増加していることが考えられる。全体では国民健康保険及び介護保険、連結では後期高齢者医療保険にかかる保険税(料)収入が含まれることから、一般会計等に比べ税収等が全体で6,966百万円、連結で9,728百万円それぞれ多くなっており、純資産残高は全体44百万円、連結1,516百万円の増加となった。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は1,055百万円であったが、西崎緑地等整備事業や市営住宅建設事業などによる公共施設等整備費支出2,503百万円などの影響で投資活動収支については△332百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還が発行額を上回ったことから△324百万円となっており、本年度末現金預金残高は前年度から411百万円増加し、1,214百万円となった。全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、水道料金等の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より396百万円多い1,451百万円となっている。連結では糸満豊見城清掃施設組合の使用料が業務収入に含まれることなどから、業務活動収支は一般会計等に比べ2,117百万円多い3,172百万円となっている。

財務書類に関する情報②(2017年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額(歳入額対資産比率)は、類似団体並の数値となった。本市は県下8位の人口(6万人)に対し県下14位の行政面積(47K㎡)と、標準的な規模の団体であることから、1人あたりのインフラ等資産が平均的であることが推察される。これに対し、有形固定資産減価償却率が類似団体に比べ低い傾向にあるのは、本県における社会資本整備が本土復帰後(1972年~)に集中的に推し進められ、その後の更新期(2000年代~)がひと段落したこと、また、更に2010年代には沖縄振興予算による面整備が加速したことが背景にある。前年度比1.4ポイント上昇していることが示すのは、今後沖縄振興予算で整備された施設等の維持補修費が徐々に増加するということであり、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、施設保有量の適正化などに取り組み、現状の維持に努める。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は、類似団体平均と同程度であるが、純行政コストが税収等の財源を上回ったことから純資産が減少している。純資産の減少は、将来世代が利用可能な資源を過去及び現世代が費消して便益を享受したことを意味するため、行革推進プランに基づく行政コストの適正化に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たりの行政コストが類似団体を上回っている主な要因は障害福祉・児童福祉などの社会保障給付費であり、それに伴う人件費・物件費等も含め増加傾向となっている。前年度比で住民一人当たり行政コストが3.5万円減少している主な要員は人口の自然増に加え、市立保育園・幼稚園のこども園化及び法人移行による物件費等支出の減である。今後とも住民の高齢化とともに社会保障ニーズは増加が見込まれることから、社会福祉給付費の適正化や事業の見直し推進等により、経費の抑制に努める。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たりの負債額は類似団体を下回っている。これは、沖縄振興一括交付金など県外より高率な補助を受け事業を実施していることにより、相対的に起債額が少なくて済む本県事情による。基礎的財政収支のうち、投資的活動収支がマイナスであることから、本市の施設整備等の投資活動が活発であることがわかる。今後も出来得る限り地方単独事業を避け、高率補助事業の活用を推進することで、負債額の抑制に努める。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

維持補修費や物件費の支出減等による業務費用支出の減、また財産収入や使用料・手数料など経常収益が増加していることから、経常収益が増加したことにより、今年度の受益者負担比率は類似団体平均並みとなっている。今後は受益者負担のあり方を再確認し、使用料・手数料など適切に検証・見直しする。

類似団体【Ⅱ-3】

室蘭市 千歳市 恵庭市 北広島市 石狩市 むつ市 滝沢市 塩竈市 名取市 多賀城市 富谷市 龍ケ崎市 牛久市 守谷市 日光市 下野市 飯能市 志木市 桶川市 北本市 蓮田市 日高市 吉川市 白岡市 茂原市 四街道市 印西市 白井市 国立市 福生市 東大和市 清瀬市 稲城市 あきる野市 逗子市 射水市 七尾市 野々市市 敦賀市 甲斐市 伊東市 御殿場市 尾張旭市 日進市 長久手市 舞鶴市 亀岡市 城陽市 向日市 長岡京市 京田辺市 木津川市 泉大津市 貝塚市 摂津市 高石市 藤井寺市 泉南市 四條畷市 交野市 大阪狭山市 阪南市 芦屋市 豊岡市 大和高田市 大和郡山市 天理市 桜井市 香芝市 橋本市 岩出市 浜田市 小郡市 大野城市 宗像市 太宰府市 古賀市 福津市 鳥栖市 大村市 荒尾市 合志市 姶良市 糸満市