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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
分子となる基準財政収入額において、地方税土地の評価額下落による減や、タバコ税減が影響し、比率悪化となった。かろうじて高知県平均を上回ったものの全国平均には遠く及ばず、大変厳しい財政状況である。
分母となる経常一般財源総額で、歳入経常一般財源において17百万円の増があったものの、臨財債等の減額によりトータルとして対前年度比46百万円の減となり、経常収支比率悪化の大きな要因となった。分子では、公債費・扶助費・繰出金で比率の改善があったものの、それ以外の費目については全て悪化となり、全体としても1.6%の増となった。比率の悪化した費目について、人件費では、臨時的な歳出計上している国土調査費や、議員年金廃止に伴う一時金の支給に係る負担率の変更による議員共済会負担金の増などに伴い、21百万円・1.5%増となった。一方、比率が改善された費目についてだが、経常収支比率の大きな比率を占めている公債費については、元利償還金のピーク(17年度)を過ぎ、単年度発行額の抑制及び繰上償還の実施が功を奏し、17百万円・0.4%減となったものの、近年、対前年度比-2~-3%で推移してきた改善率には遠く及ばない状況にある。連年改善してきた経常収支比率も底打ち傾向が見られる中、今後予定されている大型事業における公債費や、年度間での増減幅が大きい扶助費を勘案し、あわせて分母となる普通交付税等の減額を想定した場合、更なる歳入経常一般財源の確保及び歳出経常経費充当一般財源の抑制に努めなければならない。
高知県平均及び全国平均ともに上回っている状況であるが、類似団体内では39/91位となっている。類似団体内比較でも100,861円~389,789円と幅広く分布する中、176,348円とまずまずの数値といえる。ここ3年ほど数値が悪化しているのは、ふるさと雇用や緊急雇用による大幅な物件費の増額に起因するもので、決算額の多くを占める人件費においても、単年度特殊要因である議員共済金負担金20百万円増などから対前年度プラスで推移したものの、職員給でみると連年の対前年度比マイナスで推移していることからも、直ちに財政運営に影響を与えるものではないと認識している。
類似団体平均値及び全国町村平均ともに上回っている。9.6%上昇の理由は国家公務員の給与削減法の影響を大きく受けているものであり、今後の検討課題である。
既発債の元金償還がピークをすぎたものの、類似団体平均値を下回っている。今後も実質公債費比率の上昇を抑制するため、財政基本計画の策定による計画的な財政運営の実施及び起債発行額の抑制、公債費充当特定財源の確保に努めていく。
公的資金補償金免除繰上償還や単年度起債借入額の抑制により、公債費による財政負担が軽減したことに合わせて、財政調整基金をはじめとする充当可能基金残高の増により比率改善となる。
昨年度より1.5%悪化しているが、類似団体平均より2.3%、全国平均より2.7%、県平均より0.7%下回っている。比率悪化は、単年度特殊要因である議員共済負担金20百万円増が主たる要因となったものである。
昨年度より1.0%悪化し、県平均より0.9%上回っているものの、類似団体平均より1.5%、全国平均より3.1%下回っている。光ケーブル網等運営事業に係る保守及び添架料等により比率悪化となっている。
昨年度より0.4%改善されており、類似団体平均については0.1%上回っているものの、全国平均より6.6%、県平均より6.1%下回っている。比率改善は、福祉医療や更生医療に係る対象者数の減によるものである。
昨年度より0.2%改善し、類似団体平均より4.7%、全国平均より4.2%、県平均より5.1%下回っている。その他の要因で大きいのが繰出金であり、ほとんどの会計への繰出金が横ばいで推移した中、国民健康保険特別会計への繰出金の減などにより、比率改善となっている。
昨年度より0.1%悪化し、類似団体平均より7.0%、全国平均より10.6%、県平均より12.5%上回っている。高知県中央西部焼却処理事務組合負担金の増などにより、比率悪化となっている。
昨年度より0.4%と年々数値は改善されており、類似団体平均より0.2%上回っているものの、全国平均より0.5%、県平均より5.8%下回っている。元利償還金のピーク(平成17年度)を過ぎ、単年度発行額の抑制及び繰上償還の実施したことにより数値が減少している。
昨年度より2.0%悪化し、県平均より1.5%上回っているものの、類似団体平均より1.4%、全国平均より6.0%いずれも下回った。分子となる経常経費充当一般財源額はほとんどの区分において対前年度マイナスとなっているものの、比率悪化となっているのは、分母である臨財債の大幅減に起因する歳入経常一般財源の減少により、比率悪化となっている。
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