漁業集落排水施設 公共下水道 農業集落排水施設 簡易水道事業(法適用) 国保岩美病院 個別排水処理施設
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人口減少や全国平均を上回る高齢化率(平成28年度末33.7%)に加え、産業規模が小さいことにより財政基盤が弱く、依然として類似団体を大きく下回っている。引き続き、ゼロベースでの積み上げによる歳出抑制、業務の効率化等により行財政のスリム化を進めるとともに、人口減少に歯止めをかけ、町内の活性化を促し、定住対策・少子化対策に積極的に取り組み、財政基盤の強化につなげるよう努める。
歳入面では地方交付税及び臨時財政対策債の減、歳出面では扶助費及び公債費の増により前年度比2.5ポイント増加し、類似団体平均を2.4ポイント上回っている。今後、福祉関係経費のほか、大規模な投資的事業に係る地方債の元利償還金の増加による経常収支比率の上昇が懸念されるが、その他の経常経費の抑制に努めるとともに、徴税の徴収率向上に努め財源確保を図る。
主に人件費の増及び人口減少により対前年比4,953円増加しており、類似団体に比べて11,865円上回っている。引き続き、岩美町定員適正化計画に沿って適切な定員管理を行っていくとともに、その他の経費についても削減に努める。
対前年比0.6ポイント下回っているものの、類似団体と平均比較して0.2ポイント上回っている。業務見直しなどによる効率化を図り、より適正な定員管理となるよう引き続き努める。
平成23年度から開設された福祉事務所に係る新たな業務及びニーズが多様化している保育所業務に対応するための人員補填を行ったことにより、類似団体平均を1.87ポイント上回っている。平成29年度から新たな定員適正化計画を策定しており、今後においても、組織・業務等に合った適切な定員数となるよう努める。
普通交付税の減及び平成25年度発行債(緊急防災・減災事業)等の元金償還開始に伴う公債費の増加により、単年度では前年度比1.3ポイント増となったが、3ヵ年平均では前年度との増減なしとなっている。今後、大規模な投資的事業に伴う建設地方債の発行を控えているため、公共施設等総合管理計画を基に計画的な地方債の発行に努め、適切な地方債残高の管理を行っていく必要がある。
主に地方債残高の減少により前年度比0.6ポイント下回っている。今後、中央公民館建設事業など大規模な投資的事業を実施し、建設事業債の発行による地方債残高の大幅な増加が見込まれるため、中長期な視点に立ち、将来負担額の抑制に努める。
平成23年度から開設された福祉事務所に係る新たな業務及びニーズが多様化している保育所業務に対応するための人員補填を行ったことにより、類似団体平均との比較で1.9ポイント上回っている。更なる業務の効率化を進め、定員適正化計画に基づく人件費の適正化を図るよう努める。
前年度比0.6ポイント上回っているものの、類似団体平均を0.2ポイント下回っている。今後も生活保護費や高齢者福祉・医療福祉に係る経費は減少することが考えにくい状況である。生活相談体制の充実や健康診断、定期健診、予防接種などの推進により将来経費抑制に努める。
前年度比0.5ポイント、類似団体平均を4.5ポイント上回っている。主な要因は特別会計等への繰出金であるため、引き続き、企業会計、特別会計の経営健全化に取り組み、繰出金の抑制を図る必要がある。
公営企業会計、一部事務組合への負担金の減により、前年度比0.3ポイント、類似団体平均を2.1ポイント下回っている。今後も各種団体への補助金を毎年度見直すなど、厳格に必要性を判断し経費抑制に努める。
平成25年度緊急防災・減災事業債等の元金償還開始により前年度比0.8ポイント、類似団体平均を2.4ポイント上回っている。今後も大規模な投資的事業を実施し、その財源として地方債の発行を予定しているため、公共施設等総合管理計画を基により適切な地方債管理を行っていくよう努める。
前年度を1.7ポイント上回っているが、類似団体と同程度のものとなっている。高齢化などによる扶助費の増加は、今後も見込まれるところであり、かつ地方交付税の増減による影響を受けやすい財政構造であるため、引き続き、経費の削減、特別会計等の健全化に取り組んでいく。
平成27年度においては、将来負担比率、実質公債費比率ともに過去5年間で最も低い数値となっているが、依然として類似団体と比較し高い状況である。将来負担比率については、平成23年度から平成27年度の間で11.3ポイントの減となっている。これは近年大規模な施設整備を行っておらず、地方債の発行額を抑制してきたためである。しかしながら、今後大規模な施設整備を控えており、地方債残高の増加が見込まれる。今後も、より計画的に地方債の発行及び慎重な基金運用により、将来負担比率及び実質公債費比率の抑制に努める。
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