市川三郷町:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

①単年度収支が黒字であることを示す経常収支比率100%を超えており、類似団体と比較しても13.24ポイント上回っている。状況としては、営業収益である給水収益は水道料金の値上げを実施したため、約10%増加した。なお、営業外収益の多くを長期前受金戻入益で占めている。②累積欠損金は発生していない。③流動比率は、100%を上回っている。流動資産及び流動負債は共に増加している。④企業債残高対給水収益比率は、改善傾向にある。なお、類似団体の平均値と比較しても下回る数値に転じた。⑤料金回収率は100%を超過しているが、給水収益が下降している中、更なる費用削減や更新投資などに充てる財源確保を図る必要がある。⑥給水原価は、類似団体の平均値と比べ低くなっている。地下水を水源としていることなどが主な要因である。⑦施設利用率は、類似団体と比べ僅かに低くなっている。人口減少に伴い有収水量も減少し続けることが考えられる。施設の老朽化が進行する中で、更新時には適正規模にダウンサイジングなどの検討を行う必要がある。⑧有収率は、類似団体と比べて低い状況となっている。人口減少などにより有収水量も減少するなか、管路などの老朽化による漏水が、主な原因と考えられる。単年度収支は黒字ではあるが、老朽化した施設の更新も必要であるため、更なる費用の節減と水道料金の値上げにより給水収益を確保する必要がある。

老朽化の状況について

昭和40年に水道事業を開始して以降、整備された水道施設が更新時期を迎えている。特に昭和50年代に拡張した簡易水道事業として開始した区域の水道施設の老朽化が著しい状況となっている。施設の更新について配水池などのダウンサイジングの検討を行うとともに、老朽化した管路の布設替えなどを行わなければならない。また、基幹管路の耐震性を図る必要がある。

全体総括

給水収益が減少している主な要因は、有収水量の減少である。人口の自然及び社会減によるほか、節水器具の普及と意識の向上がその原因と考えられる。今後も水需要の上昇は期待できず、給水収益の減収は明らかである。一方、ライフラインとして安心・安全かつ安定的な水道の供給が必要である。今後も水道事業の経営改善と併せ、安定的かつ継続的な事業運営を図るため、水道施設の現状と将来を見据えた更新・投資計画、水道利用者の理解を得た中での料金体系や事業運営形態などを検討し、町の「水道」に関する方策としての「市川三郷町水道ビジョン」を早急に策定していく必要がある。

類似団体【A8】

夕張市 赤平市 三笠市 松前町 江差町 由仁町 鷹栖町 東神楽町 当麻町 美瑛町 上富良野町 羽幌町 枝幸町 湧別町 洞爺湖町 安平町 むかわ町 新得町 清水町 大樹町 広尾町 池田町 足寄町 厚岸町 弟子屈町 白糠町 月新水道企業団 鰺ヶ沢町 深浦町 田舎館村 大間町 東通村 葛巻町 岩手町 西和賀町 平泉町 大槌町 軽米町 九戸村 川崎町 丸森町 大郷町 大衡村 色麻町 女川町 五城目町 八郎潟町 井川町 羽後町 西川町 朝日町 大江町 金山町 最上町 舟形町 真室川町 飯豊町 国見町 大玉村 泉崎村 矢祭町 塙町 玉川村 浅川町 双葉地方水道企業団 河内町 五霞町 塩谷町 下仁田町 草津町 東吾妻町 山武市 神崎町 大多喜町 御宿町 鋸南町 大島町 八丈町 中井町 松田町 真鶴町 弥彦村 湯沢町 穴水町 越前町 美浜町 高浜町 若狭町 市川三郷町 千曲市 御代田町 立科町 長和町 原村 飯島町 宮田村 阿智村 喬木村 豊丘村 木曽町 山形村 池田町 松川村 白馬村 高山村 信濃町 下呂市 関ケ原町 輪之内町 坂祝町 富加町 河津町 南伊豆町 松崎町 西伊豆町 清須市 木曽岬町 大台町 度会町 大紀町 御浜町 豊郷町 甲良町 多賀町 井手町 宇治田原町 能勢町 田尻町 安堵町 川西町 三宅町 高取町 明日香村 吉野町 下市町 美浜町 日高町 由良町 印南町 みなべ町 日高川町 邑南町 津和野町 吉賀町 和気町 奈義町 北広島町 大崎上島町 世羅町 海陽町 つるぎ町 上島町 伊方町 鬼北町 久山町 小竹町 香春町 添田町 糸田町 大任町 みやこ町 吉富町 玄海町 大町町 江北町 東彼杵町 小国町 甲佐町 錦町 多良木町 竹田市 玖珠町 高原町 綾町 都農町 高千穂町 一ツ瀬川営農飲雑用水広域水道企業団 湧水町 中種子町 瀬戸内町 龍郷町 徳之島町 和泊町 知名町 与論町 今帰仁村 宜野座村 久米島町