経営の健全性・効率性について
今年度の収益的収支比率が50%未満となっている。これは前年度からの繰越金が大幅に増えたためである。新規地区建設の為の事業費が増え企業債や一般会計からの繰入れが増えていることが要因である。一方で経費回収率でみると90%以上を使用料で賄えているため①収益的収支比率であらわされるほどの赤字ではないことがわかる。ただ、赤字ではあるため経費削減と料金回収に努めたい。また、施設利用率と水洗化率が年々上昇しているため今後も普及・啓発活動を継続していきたい。
老朽化の状況について
供用開始から20年を経過した施設があり、施設や機器類の老朽化が進んでいるため、施設機器の更新は必須である。令和2年度に農業集落排水施設最適整備構想を策定したため、その構想に沿い施設や管路の更新を実施していきたい。
全体総括
現在新規地区建設中であり、事業費、企業債が増加していくことが予想される。新規地区供用開始に向け適正な料金設定と既存地区施設機器等の更新等を検討していきたい。また、接続率の向上のため普及・啓発活動に努めたい。