軽米町:簡易水道事業(法適用)

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経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

当町の上水道は、散在した集落毎に整備した簡易水道を経営統合したものであるため、人口規模に対して施設数が多く、施設管理費、減価償却費、企業債利息が同規模団体と比べて高くなっており、給水原価が高くなる要因となっています。また、それぞれの施設を整備した際の財源である企業債残高も年々縮小はしているものの、依然として多く、企業債残高対給水収益比率は同規模団体と比べて高くなっています。経常収支比率は100%以上となっていますが、料金回収率は58.84%と低水準であり、給水収益以外の収入(一般会計補助金)で賄われる状況となっています。施設利用率は同規模団体と比べて高いものの、有収率は低く収益に結び付いていないことから、今後、漏水調査等を行い効率性の向上を図る必要があります。

老朽化の状況について

管路更新率は、老朽管更新事業を実施しているため同規模団体に比べて高くなっています。そのため、管路経年化率においても同規模団体に比べて低くなっています。しかし、有形固定資産減価償却率を見ると、47.94%と同規模団体の平均値より高くなっているため、管路以外の設備の更新についても計画的に実施する必要があります。

全体総括

水道普及率の向上を図り、給水収益の確保に努めるとともに、老朽化施設の計画的かつ効率的な更新と、漏水の早期修繕及び設備の効率的運用を行い、費用の縮減と、有収率の向上に努めます。平成28年度に策定した「軽米町水道事業経営戦略」に基づき、水道事業経営の効率化、財源の確保など経営基盤の強化を図り、持続可能な事業運営を推進します。

類似団体【A8】

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