安平町:末端給水事業
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01:北海道
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安平町:末端給水事業
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は100%を下回っており、料金収入や一般会計からの繰入れ等の収益で維持管理費等が賄えていない状況にあります。北海道胆振東部地震以降、給水人口は減少傾向にあり、今後も経常収支比率および料金回収率が低い状態が続くことが見込まれています。当町においては市街地が分散していることもあり給水原価が類似団体に比べ割高になっております。これを料金収入のみで賄うことは困難であり、一般会計からの繰入れは必須となります。総務省が規定する基準内の繰入れのほか基準外の繰入も実施して経営の安定に努めます。安平町水道ビジョンにおいて施設の統廃合および維持管理費の抑制が計画されておりましたが、北海道胆振東部地震による災害復旧事業などの修繕費が今後も見込まれるため、計画どおりの経費節減が困難な状況にあります。管路や施設の耐震化を進めながら効率的な施設運営をしていくことで各指標の改善に努めていきます。
老朽化の状況について
管路の経年比率は年々上昇しており高い水準にあります。北海道胆振東部地震では複数箇所が漏水となり断水した経緯もあります。現在においても震災が起因となる漏水が発生しており、都度修繕を実施しているところです。修繕や更新が必要な管路は年々増加しておりますが優先順位を検討しながら更新を行っていくこととなります。
全体総括
当町の水道事業は、地理的条件から給水原価が割高となり、管路の老朽化も著しい状況にあります。この状況に震災による災害復旧が加わり多くの課題がある中ではありますが、将来的な水需要とそれに見合った供給能力のバランスを考慮することが求められており、適正な施設配置による費用抑制と資産管理を推進し効率的な経営を目指します。