佐野市
地方公共団体
栃木県 >>> 佐野市
地方公営企業の一覧
佐野市民病院
農業集落排水施設
公共下水道
簡易水道事業(法適用)
収集されたデータの年度
2022年度
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
2013年度
2012年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2017年度)
財政力
財政力指数の分析欄
前年比0.01ポイント増で、類似団体平均を0.12ポイント下回っている。平成29年度単年度では前年比0.018ポイント増加しているが、これは下水道費、高齢者保健福祉費(75歳以上)、地域振興費(人口)、などの減額費目が多かったことで、振替前基準財政需要額が1.8%の減となり、臨時財政対策債振替相当額が減となったものの、振替後基準財政需要額が1.4%の減になり、市町村民税(所得割、法人税割)及び固定資産税(家屋、償却資産)等の増により基準財政収入額が1.8%の増となったためである。今後も市税等の確保を図り、市債の発行抑制による公債費の削減や、事務事業や公共施設の見直しなどの改革・改善により効率的かつ効果的な行財政運営に努め、持続可能な財政運営の推進を図る必要がある。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
歳入の一般財源は、市税、地方消費税交付金、株式等譲渡所得割交付金等が増となったものの、地方交付税、臨時財政対策債が減となったため、全体として0.9%の減となった。一方、歳出の経常経費充当一般財源は、繰出金、維持補修費が増となったものの、公債費、物件費、扶助費等が減となったため、全体として2.3%の減となった結果、比率は前年度から1.3ポイントの改善となった。類似団体平均と比較すると良好な数値とはなっているものの、今後も社会保障経費の増加による扶助費や公共施設の老朽化対策経費等の増が見込まれるため、受益者負担の適正化などの取り組みを継続し自主財源の確保に努め、現在の水準を維持する。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人件費、物件費及び維持補修費合計額の人口1人当たりの金額が、前年度と比較して0.8%減少したが、類似団体平均を上回る結果となった。主な要因としては、ごみ処理施設の業務委託料等の減による物件費の減少や、維持補修経費の減少によるものである。合併により類似施設が複数あり、施設の多くが老朽化していることから、維持補修経費が増加傾向にあるため、施設の統廃合を計画的に進めるなど、今後も維持補修費等の抑制を図っていく必要がある。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
類似団体平均及び全国市平均を下回っている。なお、平成27年4月に給料表の8級制の導入と併せて、給料表の引き下げを実施し、適正な給与体系への移行と人件費の抑制を図った。今後も給与の適正化に努めていく。※前年度数値を引用
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
前年比0.04ポイント上昇し、類似団体平均を1.4ポイント上回っている。平成25年度末に佐野地区広域消防組合が解散し、平成26年4月1日より佐野市で常備消防業務を引き継ぎ、一部事務組合の職員を雇用したことが影響し、以前として高い状況が続いている。今後は、次の定員適正化計画の策定や、組織機構の見直しを図り、適正な人員配置を行いながら、適切な定員管理を行い、市民サービスの低下を招かないよう配慮する。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
対前年比0.8ポイント改善し、類似団体平均を2.3ポイント下回っている。合併特例事業債について、大規模事業等の償還が28年度で終了したことに伴い、元利償還金が大幅に減少したため、前年度よりも数値が改善したものである。今後、公債費については、交付税措置において有利な地方債である合併特例事業債が借入限度額まで達することが見込まれ、行政評価等により事業の選択と集中を図り、地方債の発行抑制に努めることが急務である。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
充当可能基金の増、地方債の現在高や公営企業債等繰入見込額の減による将来負担額の減により、平成28年度と比較して数値は改善した。今後は、小中一貫校の整備等に伴う市債借入により、地方財残高は当面の間増加傾向で推移することが見込まれるため、数値の悪化が予測される。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2017年度)
人件費
人件費の分析欄
平成25年度末に佐野地区広域消防組合が解散し、平成26年4月1日より一部事務組合の全職員を佐野市で受け入れたことが影響し、平成26年度に人件費が大幅に増加した。平成28年度、29年度においても類似団体と比較して、人件費の率が高い状況であるが、直営で行っている保育園が多いことや、放課後児童健全育成事業の充実による臨時嘱託員報酬の増、清掃センターや給食センター業務を直営で実施しているなどの要因もあり、職員数が多いことによるものである。今後は、次の定員適正化計画を策定し、職員数の適正な管理を行っていく。
物件費
物件費の分析欄
物件費の数値は、類似団体平均及び栃木県平均をともに下回っており、前年比0.4ポイント減少した。ごみ処理施設の業務委託料が減少したことが主な要因である。今後も、引き続き事務事業の見直しや経費削減を進め、更なるコストの低減に努める。
扶助費
扶助費の分析欄
扶助費に係る経常収支比率は、前年と同率であるが、類似団体平均を0.3ポイント上回った。民間保育所への委託料や障がい児者等への福祉サービスが増加していることなどが主な要因であり、今後も上昇傾向が見込まれるため、市単独の各種手当等の見直しを進め、上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。
その他
その他の分析欄
その他に係る経常収支比率は、対前年度0.3ポイント増加しており、類似団体平均とは同率だが、栃木県平均を下回っている。しかしながら、特別会計繰出金については、前年度より増加しており、本来の独立採算制の観点から、段階的な料金の見直しや保険事業における保険料の適正化を図ることなどにより、税収を主な財源とする一般会計の負担額を減らしていくよう努める。また、公共施設の老朽化に伴い維持補修費の増加が見込まれるため、計画的に施設の統廃合や長寿命化を図るなど維持補修費の抑制に努める。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等の数値は、前年比0.1ポイント減少し、類似団体平均及び栃木県平均を大きく下回っている。病院事業会計負担金等が減少したことが主な要因である。今後も各種団体に対する補助金等の見直しを進め、持続可能な財政運営に努めていく。
公債費
公債費の分析欄
平成19年度より合併特例事業債の償還が本格的に始まり、公債費に係る数値は類似団体平均及び栃木県平均を上回っていたが、平成29年度は、ごみ処理施設整備事業の償還が平成28年度で終了となったことから、前年度を1.3ポイント下回り、類似団体平均及び栃木県平均を下回った。今後は、新庁舎建設事業や消防庁舎建設事業等の償還が始まり、臨時財政対策債の償還額は増加が見込まれることから、更に高い数値で推移することが想定される。行政評価等により事業の選択と集中を図る中で、真に必要な事業にのみ地方債の発行をし、地方債の発行抑制に努める。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体平均及び栃木県平均を下回っている。今後増加の見込まれる、扶助費や公債費の伸びに対応するため、人件費や物件費の削減や市税等の歳入の確保に努め、特別会計や企業会計及び第三セクターを含めた本市全体の健全財政の運営に努める必要がある。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)
目的別歳出の分析欄
民生費は、住民一人当たり142,067円で類似団体を上回っており、増加傾向にある。主な要因は、社会福祉費や児童福祉費などの増によるものであり、今後もこどもクラブ施設整備事業等の推進により更なる増加が見込まれる。商工費は、住民一人当たり20,319円で類似団体と比較して高い状況となっている。主な要因は、産業団地の造成事業への繰出しを行ってきたことや、インランドポート整備事業の増によるものである。消防費は、平成26年度までは類似団体と同程度であったが、消防本部庁舎の建設事業により平成27年度は大幅に増加した。平成28年度は消防本部庁舎本体の建設が終了したことにより類似団体に比べ低い状態となったが、平成29年度は前年度と比較して増加し、類似団体と同程度となった。主な要因は、消防本部庁舎本体の建設は完了したものの、外構、訓練棟工事の増、消防車両整備事業の増によるものである。教育費は、住民一人当たり43,583円となっており、類似団体を下回っているが、平成28年度と比較して増加している。主な要因は、国際クリケット場整備事業、小中一貫校整備事業の増によるもので、今後も事業の推進により更なる増加が見込まれる。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)
性質別歳出の分析欄
人件費は、平成26年度より一部事務組合の全職員を佐野市で受け入れたことが影響し、平成26年度に人件費が大幅に増加する結果となった。平成29年度は住民一人当たり76,300円となっており、前年度と比較し0.6%増となり、類似団体と比較しても、高い状況である。直営で行っている保育園が多いことや、学童保育の充実による臨時嘱託員報酬の増、清掃センターや給食センター業務等を直営で実施しているなどの要因もあり、職員数が多いことによるものである。維持補修費は、住民一人当たり7,385円となっており、平成29年度は前年度と比較して3.8%減となったものの、類似団体を上回って高い状況となっている。合併により類似施設が複数あり、施設の多くが老朽化していることから、維持補修経費が増加傾向にある。扶助費は、住民一人当たり83,776円で類似団体を上回っており、年々増加傾向にある。主な要因は民間保育所への委託料や障がい児者等への福祉サービスの増加などによるものである。普通建設事業費は、住民一人当たり33,485円となっており、類似団体を下回っている。市庁舎建設等が終了したことが主な要因だが、今後小中一貫校整備事業が本格的に開始となるため増加が見込まれる。今後とも市有施設等のあり方に関する基本方針を踏まえ、適正な施設配置や施設の長寿命化など、将来を見据えた市有施設等の適正管理及び有効活用の推進をしていく。
実質収支比率等に係る経年分析(2017年度)
分析欄歳出面では、市庁舎及び消防本部庁舎本体の建設など大規模事業の終了、歳入面では、市税等が予算額を上回ったことにより、実質収支額が増額となった。財政調整基金は、繰入額より積立額が上回ったことにより、基金の残高は増加し、実質単年度収支は増額となった。今後は、歳入面では、普通交付税が段階的縮減により減となること、歳出面では、小中一貫校整備事業、こどもクラブ施設整備事業等の大型事業の実施により公債費が高水準で推移することが見込まれるなど、数値が悪化することが予測される。
|
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2017年度)
分析欄連結実質赤字比率については、全会計において黒字であり赤字比率は発生していない。今後も歳入の確保や歳出の削減を進め、独立した会計として健全な財政運営を図っていく。
|
実質公債費比率(分子)の構造(2017年度)
分析欄元利償還金の額は、合併特例事業債及び臨時財政対策債の償還額が高い数値で推移しているが、補償金免除繰上償還における低金利の地方債への借換えや繰上償還の効果や、事務事業の選択と集中を図ることで地方債の発行を抑制するなど、公債費の抑制を図っている。普通交付税に措置される算入公債費等については、合併特例事業債や臨時財政対策債の償還の減に比例して減少している。
分析欄:減債基金
|
将来負担比率(分子)の構造(2017年度)
分析欄将来負担比率の分子は、公共施設整備基金の積立による充当可能基金の増や、地方債の現在高や公営企業債等繰入見込み額の減による将来負担額の減により前年度よりも数値が減少したものである。今後は、公共施設の更新などに伴う市債借入により、地方債残高は当面の間増加傾向で推移することが見込まれるため、数値の悪化が予測される。
|
基金残高に係る経年分析(2017年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)・市庁舎建設に係る市債元利償還のため「減債基金」を1,900万円取り崩したことや、小中一貫校整備事業の財源として「公共施設整備基金」を2,100万円充当した一方、決算剰余金のうち二分の一以上を財政調整基金に積み立てたこと、今後更なる市有施設整備、更新に係る財源確保を図るため「公共施設整備基金」に3億円を積み立てたこと等により、基金全体としては3億3,300万円の増となった。(今後の方針)・財政負担の平準化と、将来の負担軽減等を考慮して、目的にあった活用をしていく。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)・普通交付税の合併算定替による特例措置の適用期限終了・景気の動向による法人関係税等の減・地方交付税額の減(今後の方針)・財政調整基金の残高は、標準財政規模の10%以上を確保するように努めることとしている。
減債基金
減債基金
(増減理由)・市庁舎建設に係る市債元利償還のため、1,900万円を取り崩したことによる減(今後の方針)・市民病院の民営化により病院事業会計が廃止となるため、一般会計に引き継ぐ病院事業会計剰余金(留保資金相当分)を積立予定だが、市庁舎建設に加え、消防庁舎建設に係る市債元利償還のための取り崩しが増加することにより減少傾向となる。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)・公共施設整備基金:市有施設の安心・安全性を維持するための円滑かつ効率的な営繕等の推進(増減理由)・公共施設整備基金:佐野市立小中学校適正規模・適正配置基本計画に基づく田沼西地区小中一貫校整備事業の財源として2,100万円を充当した一方で、今後更なる市有施設整備、更新に係る財源確保を図るため、3億円を積み立てたことによる増加・社会福祉事業基金:社会福祉事業に寄与することを趣旨として寄附された7,446万円の指定寄付金を積み立てたことによる増加(今後の方針)・公共施設整備基金:佐野市立小中学校適正規模・適正配置基本計画に基づいた田沼西地区小中一貫校の整備をはじめ、公共施設の更新等に備え、整備に係る財源確保を図るため基金の積立に努める
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2017年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率は、類似団体と比較し同水準である。有形固定資産減価償却率が高く老朽化が進行した施設は、学校施設、公民館、図書館であり、低い施設は消防施設、庁舎などである。なお、本市では「佐野市市有施設適正配置計画」に基づき、市有施設の統廃合や複合化を進め、資産保有量の縮減、長寿命化に取り組んでいく。
(参考)債務償還比率
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率は「-」であるが、充当可能基金の増額による充当可能財源等の増額や、地方債の現在高や公営企業債等繰入見込額の減額による将来負担額の減額により、数値は改善している。有形固定資産減価償却率については、類似団体と比較し同水準である。将来負担比率は現時点で類似団体平均を下回り健全な状態だが、今後は大規模事業の実施により数値が悪化する見込みである。有形固定資産減価償却率については、学校施設の整備がすすむ一方、ほか施設の老朽化により数値は現在と同水準で推移するものと見込まれる。今後も、将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の推移を注視し、地方債発行の適正化に取り組む必要がある。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率、実質公債費比率ともに、類似団体の平均を下回り健全な状態である。将来負担比率については、前年度同様「-」であるが、充当可能基金の増額による充当可能財源等の増額や、地方債の現在高や公営企業債等繰入見込み額の減額による将来負担額の減額により、数値は改善している。実質公債費比率は元利償還金が減少したため、前年度よりも数値が改善したものである。今後、公債費については、大規模事業の実施により高水準で推移すること、さらには、交付税措置において有利な地方債である合併特例事業債が借入限度額までに達することが見込まれ、実質公債費比率が上昇していくことが考えられる。これまで以上に公債費の適正化に取り組む必要がある。
施設類型別ストック情報分析表①(2017年度)
施設情報の分析欄
有形固定資産減価償却率について、類似団体と比較して同水準である。道路及び橋りょう・トンネルの有形固定資産減価償却率が類似団体より低いのは、平成初期に整備された施設が多いためである。学校施設及び公民館の有形固定資産減価償却率が類似団体より高いのは、1970年~1980年代に整備され、老朽化の進んだ施設が全体の多くを占めるためである。なお、本市では「佐野市市有施設適正配置計画」に基づき、市有施設の統廃合や複合化を進め、資産保有量の縮減、長寿命化に取り組んでいく。
施設類型別ストック情報分析表②(2017年度)
施設情報の分析欄
有形固定資産減価償却率については、類似団体と比較同水準である。図書館及び市民会館が類似団体の水準より高いのは、1970年~1980年代に整備され老朽化が進んだ施設が大半を占めるためである。庁舎及び消防施設が類似団体の水準より低いのは、近年整備された施設が多いためである。なお、本市では「佐野市市有施設適正配置計画」に基づき、市有施設の統廃合や複合化を進め、資産保有量の縮減、長寿命化に取り組んでいく。
財務書類に関する情報①(2017年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が前年度末(174,101百万円)から6,082百万円減少し、168,019百万円となった。金額の変動が大きいものはインフラ資産及び投資その他の資産である。インフラ資産については、79,015百万円から1,299百万円減少し77,716百万円となった。減少の要因は、インフラ資産取得額が減価償却による資産減少額を下回ったからである。道路等インフラ資産の老朽化が進んでいるため、対応を検討していく必要がある。投資その他の資産については、H29年度末に病院事業会計を廃止することに伴い投資損失引当金を△4,740百万円計上したことが、総資産額減少の大きな要因となった。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は前年度比315百万円減少し、39,567百万円となった。そのうち、人件費は152百万円増加し、物件費等は771百万円減少した。移転費用は340百万円増加し、17,908百万円となった。経常収益のうち、使用料及び手数料が717百万円と経常費用に対し1.8%であった。受益者負担の適正化について、他市の状況と比較しつつ検討していく必要がある。純行政コストは4,548百万円増加し、42,666百万円となった。純行政コストが大幅に増加したのは、H29年度末に病院事業会計を廃止することに伴い、投資損失引当金繰入額(4,740百万円)を臨時損失として計上したためである。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源(37,881百万円)が純行政コスト(42,666百万円)を下回ったことから、本年度差額は△4,785百万円となり、純資産残高が減少となった。税収増加のため、市税等の徴収強化に努める必要がある。全体では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険税や介護保険税が財源に含まれることから、税収等の財源が61,591百万円となった。税収等の財源が純行政コスト(60,957百万円)を上回り、本年度差額は634百万円となったため、純資産残高が837百万円増加した。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は4,103百万円であり、投資活動収支は△2,818百万円、財務活動収支は△1,162百万円となったことから、資金収支額は123百万円となり、本年度末資金残高は2,855百万円となった。そのうち、財務活動収支については、地方債発行収入2,982百万円に対し地方債償還支出が3,969百万円であり、市債残高987百万円の減少となっている。今後も市債残高の抑制に努める。
財務書類に関する情報②(2017年度)
1.資産の状況
住民一人当たりの資産額は、類似団体平均と比較し低い状況である。有形固定資産減価償却率は類似団体と比較し同水準である。今後は、計画的な市有施設の統廃合や複合化をすすめ、資産保有量の縮減及び長寿命化に取り組んでいく。
2.資産と負債の比率
純資産比率は前年度より0.1%減少し、類似団体の平均値より低水準となっている。将来世代負担比率は、地方債残高が1,001百万円減少したため前年度より0.5%減少した。類似団体の平均値と比較しわずかながら低くなっている今後も、市債残高に留意しつつ適正な市債の管理に努めていく。
3.行政コストの状況
行政コストは、前年より11.9%増加し4,266,587百万円となったが、類似団体平均値も本市同様に増加したため、類似団体より低水準となっている。今後も扶助費などの社会保障関連経費の増加が見込まれるため、事務事業の見直しに取り組み、行政コストの抑制に努める。
4.負債の状況
住民一人あたりの負債額は、前年度より1.1万円減少し、40.0万円となった。類似団体の平均値(45.5万円)と比較し、5.5万円下回っている。今後は、合併特例事業債の発行額が限度額まで達する見込みであり、より適正な市債の管理に努めていく必要がある。基礎的財政収支については、業務活動収支の黒字分が、基金取崩収入及び基金積立支出を除いた投資活動収支の赤字分を下回ったため、1,861百万円の黒字となっている。有形固定資産の老朽化が進んでいるため、今後は類似団体の状況を比較分析し、施設の長寿命化に取り組む必要がある。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、類似団体の平均値と比較し1.0%下回っている。今後は、他市の状況と比較し受益者負担の適正化を検討する必要がある。また、計画的な市有施設の統廃合や複合化をすすめ、経常費用の抑制に努める必要がある。
類似団体【Ⅲ-2】
岩内町
東神楽町
上富良野町
野辺地町
石巻市
松島町
古河市
足利市
佐野市
桐生市
榛東村
加須市
越生町
鳩山町
皆野町
一宮町
長生村
白子町
松田町
山北町
箱根町
小松市
白山市
高浜町
身延町
木曽町
各務原市
富士宮市
焼津市
掛川市
藤枝市
東伊豆町
瀬戸市
半田市
刈谷市
小牧市
稲沢市
東海市
桑名市
朝日町
川越町
紀宝町
彦根市
長浜市
草津市
東近江市
大東市
能勢町
太子町
神河町
湯浅町
上富田町
岩美町
南部町
伯耆町
隠岐の島町
早島町
里庄町
尾道市
坂町
防府市
周南市
平生町
板野町
東みよし町
丸亀市
土庄町
小豆島町
新居浜市
鬼北町
佐川町
芦屋町
桂川町
大木町
香春町
川棚町
佐々町
甲佐町
屋久島町
徳之島町
本部町
恩納村
金武町
嘉手納町