経営の健全性・効率性について
①については、分流式下水道等に要する経費の算定方法を改めたことに伴い、他会計繰入金が増となったため、平成28年度に比べ21.83ポイント増となった。④については、分流式下水道等に要する経費の算定方法を改めたことに伴い、一般会計負担額が増となったため、479.85ポイント減となった。⑤については、分流式下水道等に要する経費の算定方法を改めたことに伴い、汚水処理費に充てる元金償還金が大幅に減ったため、経費回収率が上昇したが、類似団体や全国と比べ低い水準であることから、使用料の料金体系を定期的に見直し、改善を図っていく必要がある。⑥については、分流式下水道等に要する経費の算定方法を改めたことに伴い、汚水処理費が大幅に減ったため、汚水処理原価が大きく下がった。⑦については、事業の進捗により処理水量が増え、類似団体とほぼ同率の施設利用率となった。⑧については、個別訪問や工事前説明会等における接続推進活動の継続により、上昇を続けている。
老朽化の状況について
管渠の布設から比較的年数が浅く、類似団体と同程度の率となっている。
全体総括
事業整備率が低く、使用料収入で賄うべき汚水処理費(公費負担分を除く)を一般会計からの繰入金に依存する状況が続いている。事業整備をすすめ有収水量を増やすとともに、使用料の料金体系を定期的に見直し、早期の回収率100%を目指していく。また、施設整備の効率的かつ効果的な維持管理を行うとともに、中期経営計画やストックマネジメント計画に基づき計画的に更新していく。