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ここ数年は固定資産税が伸びていたが、平成28年度も引き続き新築家屋や償却資産が増となり基準財政収入額の割合も大きくなった。単年度の財政力指数は0.02ポイント増加したが、依然として県平均を下回っているため今後も他の税収等の歳入確保に努める。
経常経費充当一般財源のうち、前年度より補助費等は減少したものの公債費及び繰出金が増加しており、全体として2.6ポイント悪化することとなった。今後は人件費や公債費への一般財源充当額が増加していくと予想されるため、他の経常経費圧縮に努めていく必要がある。
人件費は、毎年度退職者と同数以下で新規採用等を実施して人件費抑制を図ってきたが、平成28年度は事業等の影響により物件費が増加したため、人件費・物件費等決算額では前年度より増額となっているため、今後はさらなる経費増加にならないよう注視していく必要がある。
過去5年間と同様に類似団体平均よりも低い水準で推移している。各手当の上限額設定等により継続して職員給の抑制を図っており、今後も給与体系の適正化に努める。
本町は毎年度退職者と同数以下で新規採用等を行っているため、類似団体平均を下回っている。今後も行政サービスの質を低下させることのないようバランスを考慮した職員採用を行い定員管理に努めていく。
類似団体平均を上回っている主な要因としては、平成25年度まで利率の高い起債の繰上げ償還を行ってきたためだと考えられる。ここ数年は類似団体を上回っているが、平成24年度から行っている文教施設等の元金償還等が始まったため平成28年度は悪化することとなった。平成31年度まで文教施設等の更新事業が予定されているため今後も悪化が予想されるが、必要最低限の施設規模に抑えるなどして費用削減に努めていく。
前年度から将来負担比率が改善した主な要因としては、充当可能基金が増加したためである。しかし、今後は文教施設等の老朽化による施設更新が平成31年度まで計画されているため、施設の集約化や規模の適正化を図り将来負担比率の上昇抑制に努める必要がある。
毎年賃金職員の人員配置の見直しや事務費の抑制を行っているいるため、ここ数年は類似団体を大きく上回ることとなっている。今後も引き続き経費の圧縮し類似団体平均値を上回るよう努めていく。
障害サービス等の給付費が年々増加しており、また、近年では児童保育等の施策拡充等により類似団体を大きく下回っている。他の費目と比較しても突出しているため、バランスのとれた支出となるよう歳出予算を精査していく必要がある。
将来負担比率は類似団体と比較して高いものの、実質公債費比率は年々減少し類似団体よりも低くなっている。将来負担比率については、本町の標準財政規模に比べて公営企業繰出や消防・清掃組合等負担金の割合が高いことが要因と考えられる。また実質公債費率については、税収の増加などにより標準財政規模が年々増加していることが要因と考えられる。
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