2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
少子高齢化(町高齢化率31.0%・全国平均27.3%(平成28年9月1日時点))や若年層の町外流出等による人口減少に加え、中核となる産業が無く、基幹産業である農業についても概して小規模経営であること等により、財政基盤が弱く、類似団体平均を下回っている。今後も、町税等の滞納対策や事務・事業の点検・改善の取組みを継続するとともに、ふるさと納税や「桂川町まち・ひと・しごと創生総合戦略」(平成28年3月策定)の取組みを通じ、将来に亘り持続可能な財政基盤の強化に努める。
近年は投資的経費の抑制効果により、公債費に係るものは減少傾向を維持していたが、今後は公債費についても町営住宅更新事業や駅再整備事業に伴い増加する見込みである。また、物件費及び扶助費に係るものが高止まりしている状況にある。扶助費については引き続き資格審査の適正化等により抑制を図る。更に、町直営で実施している各種事業の民営化の検討や、施策の選択・集中等の歳出改善の取組みを継続し、経常経費の削減に努める。
類似団体平均を下回っているのは、主に人件費を要因としている。これは、「桂川町第4次行政改革大綱(平成17~21年度)」の期間内に勧奨退職職員の増や、退職者の不補充等により、平成16年度正規職員総数142人に対し、平成21年度122人と14.1%の削減を達成したことにより、平成28年度は再任用職員及び任期付教員(少人数指導教員)を除き125人と同水準を保っているためである。今後も、民間においても実施可能な部分は委託化等を検討し、コストの低減を図っていく方針である。
例年、人事院勧告に対し、国家公務員給与に準拠し調整を行っているが、類似団体平均を上回っている。平成24年度は、国家公務員の給与について、「国家公務員の給与改定及び臨時特例に関する法律」(平成24年法律第2号)の施行により、平均7.8%の給与削減措置がなされた影響で、ラスパイレス指数が高い水準となっている。また、平成27年度については、給与体系の総合的見直しが国よりも3ケ月遅れ、平成27年7月実施となり、総合的見直し以前の給与表の採用や現給補償が発生したことにより、わずかながらラスパイレス指数が100を上回った。平成28年度については、退職者と新規採用職員の給与水準の差等の影響により、前年度と比較して0.4ポイントの減となった。今後も、国公準拠を旨とし、給与適正化に努める。
「桂川町第4次行政改革大綱」に沿って退職者の不補充等を実施した結果、平成17年度からの5年間で正規職員総数は約14.1%減少し、その水準を現在も維持していることから、類似団体平均を下回っている。本町の職員年齢構成上、平成28年度以降退職者が徐々に減少していく見込みであるが、マンパワーと人件費のバランスに留意しつつ、庁内組織の機構改革やアウトソーシングの活用を図り、行政サービスを低下させることなく、より適切な定員管理に努める。
平成19年度から3年間実施した繰上償還による地方債現在高の大幅減や、近年の投資的経費に係る地方債発行の抑制等により、元利償還金の減少傾向が続いており、類似団体平均を下回る水準を維持している。今後は町営住宅更新事業等の大型事業が本格化し、公債費の増加が見込まれるが、従来の方針どおり、事業の実施に当たっては、緊急度・住民ニーズを的確に把握し、世代間負担の公平化に留意しつつ、起債に大きく依存することのない財政運営を図り、元利償還金の増加抑制に努める。
平成19年~21年度に実施した公的資金補償金免除繰上償還及び縁故債繰上償還や、近年の投資的経費の抑制効果により、地方債残高が減少傾向にあり、また従来から地方債の発行に当たり普通交付税措置のあるメニューを選択してきたこと等により、地方債残高に係る実質的な町負担を軽減していることに加え、財政調整基金をはじめとする充当可能基金についても前年度と同水準を維持しているため、引き続き将来負担比率が発生しない状況となった。今後、町営住宅更新事業等の大型事業が控えているが、後世への負担を軽減するよう、「桂川町第5次総合計画」(平成23年3月策定)に沿って、長期的な視野に立った計画的な財政運営に努める。
平成17年からの5年間に「桂川町第4次行政改革大綱」に沿って実施した退職者不補充等による正規職員総数の削減効果等の継続のため、類似団体平均と同水準を維持してきたが、小中学校における少人数学級指導にかかる任期付教員や、再任用職員の増等により、平成28年度においても類似団体平均を上回ることとなった。今後、直営で実施している各種事業について、民間での実施可能性の検討等に取り組み、人件費の縮減に努める。
類似団体平均に比べ高止まりしているのは、直営で実施している各種事業に係る正規職員の削減に対し、主に臨時職員でマンパワー不足を補っていることに起因する。これまで実施してきた庁内組織の再編や、住民及び時代のニーズを捉えた必要経費の取捨選択等の取組みを継続するとともに、今後、行政コスト削減に資する指定管理者制度導入の検討等を進める。
平成18年度の障害者自立支援制度開始による障害者サービス利用の増加等に伴い障がい者福祉費が膨らんでいることや、乳幼児医療に係る独自助成の拡大、高齢化率(平成28年9月1日現在:31.0%)上昇の影響等により、類似団体平均を大きく上回っている。少子高齢化の進む本町において、高齢者等に対する支援や、子育て環境の充実は重要な課題であるが、各種手当の見直しや資格審査の適正化等を行い、財政を圧迫する上昇傾向に、可能な限り歯止めをかけるよう努める。
前年度と比較して国民健康保険事業や介護保険事業等に対する繰出金が増加傾向となり、類似団体平均を上回ることとなった。今後、介護予防の推進や、特に国民健康保険事業については独立採算の原則に立ち返った保険料の適正化等による財務体質の健全化を図り、税収を主な財源とする一般会計の負担減に努める。
類似団体平均を上回っている要因としては、一部事務組合で行っているごみ処理等施設の施設更新費や、常備消防に係る負担金が大きいことが挙げられる。ごみ処理等施設については、現在、近隣市町と任意協議会を発足し、施設の広域化について検討・協議を行っているところである。各種団体への補助金等については、団体の自立的・自主的運営の促進を求めるとともに、時代の要請に合わないものや所期の目的を達成したものの廃止・圧縮等の抜本的見直しを図り、経費縮減に努める。
平成19年度~21年度の公的資金補償金免除繰上償還及び縁故債繰上償還や、近年の投資的事業の抑制等により、地方債元利償還金の減少傾向が続いており、類似団体平均を下回る水準を維持している。今後本格化する町営住宅更新事業等の大型事業による公債費の増加が懸念されるが、従来の方針を踏襲し、事業の実施に当たっては、緊急度・住民ニーズの把握や国・県支出金等の財源確保を図り、起債に大きく依存することのない財政運営に努める。
公債費以外の経常収支比率が高い要因は、扶助費負担分によるところが最も大きく、少子高齢化の進む本町においては今後、更なる増大が予想される。平成28年度策定の健康増進計画等に基づき、保険・医療・福祉サービスの政策連携を図り、将来の財政負担の軽減に努める。また、高止まりしている物件費負担分については、直営で実施している各種事業の民営化等の行政コスト縮減の検討を進め、長期的な視野に立った行財政運営に努める。
将来負担比率及び実質公債費比率はともに、類似団体平均よりも低い水準で推移している。これは、平成19年度から3年間実施した公的資金補償金免除繰上償還及び縁故債繰上償還による地方債現在高の大幅減や、近年の投資的経費に係る地方債発行の抑制等によるところが大きい。今後、町営住宅更新事業等の大型事業が盛期を迎えるため、両指数への負の影響が懸念されるが、これまでも取り組んできた施策の選択・集中等の歳出改善や、国・県支出金等の財源確保の歳入改善を継続し、安易に後世に負担を先送りすることなく、長期的視野に立った行財政運営に努める。
岩内町 東神楽町 上富良野町 野辺地町 石巻市 松島町 古河市 足利市 佐野市 桐生市 榛東村 加須市 越生町 鳩山町 皆野町 一宮町 長生村 白子町 松田町 山北町 箱根町 小松市 白山市 高浜町 身延町 木曽町 各務原市 富士宮市 焼津市 掛川市 藤枝市 東伊豆町 瀬戸市 半田市 刈谷市 小牧市 稲沢市 東海市 桑名市 朝日町 川越町 紀宝町 彦根市 長浜市 草津市 東近江市 大東市 能勢町 太子町 神河町 湯浅町 上富田町 岩美町 南部町 伯耆町 隠岐の島町 早島町 里庄町 尾道市 坂町 防府市 周南市 平生町 板野町 東みよし町 丸亀市 土庄町 小豆島町 新居浜市 鬼北町 佐川町 芦屋町 桂川町 大木町 香春町 川棚町 佐々町 甲佐町 屋久島町 徳之島町 本部町 恩納村 金武町 嘉手納町