経営の状況について
収益的収支比率は259.5%で、目標値100%、全国平均値138.2%をいずれも上回っています。営業収支比率においても259.3%で、目標値100%、全国平均値227.5%をいずれも上回っています。供給原価は14,419.2円で、全国平均17,544.5円を下回っています。市内4箇所において小水力発電施設を運営するなか順調な事業状況であり、健全な経営状況であるといえます。
経営のリスクについて
設備利用率は60.0%で、発電型式水力発電の全国平均58.1%を上回っており良好といえます。修繕費比率は12.0%で、発電型式水力発電の全国平均5.6%を上回り良好とは言えません。小水力発電というスケールメリットが小さいために修繕費が高い傾向と考えており、今後もノウハウの蓄積などにより施設設備の適切な維持管理を行っていきます。FIT収入割合は100%であり、固定価格買取制度の調達期間終了後、買取単価が下落することを想定し、これを踏まえた経営を行って行きます。
全体総括
令和3年度に経営戦略を策定し、持続可能な再生可能エネルギーを長期的に調達するための効率的・効果的な施設設備の維持管理を行うほか、修繕・更新計画に取り組めるよう基金積み立てを行っていきます。