事業・施設概要
| 都道府県 | 島根県 | 経営主体 | 奥出雲町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 電気事業 | 会計適用区分 | 法非適用 |
| 類似団体区分 | 最大出力 | 555kW | |
| 年間発電電力量 | 3,182MWh | 水力発電最大出力 | 555kW |
| 太陽光発電最大出力 | 0kW | 風力発電最大出力 | 0kW |
| ごみ発電最大出力 | 0kW |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の状況について
経営の状況については、収益的収支比率、営業収支比率、EBITDAについて概ね良好である。小水力発電所のFIT制度の認定単価による売電により収入により、安定した経営が引き続き見込める状況にある。供給原価については、僅かに増加傾向にあるが、これは発電電力量の減少に伴うものである。水路設備整備において発電電力量の増加の対策を実施する予定である。
経営のリスクについて
設備利用率については、仁多発電所の使用水量と河川流量の関係から、ほぼ常時稼働の発電所のため高い設備利用率となっている。三沢発電所は、改築により使用水量と河川流量の関係から設備利用率は約7割程度の計画である。阿井発電所は水利の農業利用期間(4月中旬からが9月中旬)は農業用水路からの発電用水を3割程度まで制限している。いずれも計画値での運転であるため経営リスクに繋がる案件ではなく、大規模な渇水が発生しなければ計画値での安定した運転が見込まれる。保有する全ての発電所がFIT認定を受けており、FIT適用期間においては安定した収入が見込めるものの、FIT適用終了後(R17~)収入が大きく変動するリスクを抱えている。企業債の借入れにより大規模改築を行ったため、企業債残高対料金収入比率は平均値より大きく高い傾向にある。しかし、平成29年度の借入れをもって資金の借入れが完了し返済を開始していること、いずれもFIT制度による固定価格買取期間において企業債を完済する収支計画を立てていることから、渇水による発電量の大幅な減少が発生しなければ経年とともに数値は低下すると見込まれる。
全体総括
水力発電事業については改築に多額の企業債借入を行っているが、いずれの発電所もFIT認定を受けているため、FIT期間中の借入金完済及び修繕積立を行いながら、安定した経営が見込める状況にある。また、発電所の使用水量と河川流量の関係から、総じて高い設備利用率を維持できる見込みであり、大規模な渇水が複数年度において発生しなければ、収支計画に沿った安定した経営が維持できる。FIT期間終了後においては、FIT前の売電単価で売電できれば営業費用は賄える試算をしており、主要機器の修繕については、FIT期間中の修繕積立において対応することで、引き続き安定経営を行うことを見込んでいる。また、R2年度に作成した経営戦略の中では中長期的な計画を立てており、FIT終了後でも経営可能な運営ができるような計画としている。
経営状況
収支構造
総額1.2億円
総額3,570.0万円