経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は依然として80%台で推移しており、厳しい財政状況が続いている。⑤経費回収比率についても同様に100%を下回る状況が続いており、経営状況の改善が必須である。②累積欠損金比率についても類似団体平均を超えている状態が続いていおり、④企業債残高対事業規模比率も類似団体平均よりも大幅に高い水準にあり、また⑥汚水処理原価も令和2年度決算から類似団体平均よりも高い金額となっている。以上のことから経営状況改善のためには下水道料金の増額改訂が必要な状況となっている。
老朽化の状況について
①有形固定資産償却率は年々上昇傾向にあり、令和2年度決算から類似団体平均よりも高い数値となり、老朽化の進行が顕著となってきている。②老朽化率および③管渠改善率については、当町における最も古い下水道管が昭和49年度に整備されたものであることから、耐用年数50年を超えるものがないため、現状の数値は0%となっている。しかし令和6年度以降は耐用年数を超えるものが発生することから、今後はストックマネジメント計画等の作成とそれに則った整備を進めていく必要がある。
全体総括
経営状態については全体的に厳しい状況に置かれており、一刻も早い改善が望まれる。特に下水道料金については、各指標からも値上げが望ましいという結果が出ていることから、料金改訂を軸に経営状況の改善に努めていく。また老朽化状況については、現状では耐用年数を超えた管はないものの令和6年度以降は発生していくという状況から、効率的な再整備を進めていく。以上からストックマネジメント計画等を基に、経営状況の改善と効率的な再整備の両面を同時に進めていく。