美幌町:公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

「収益的収支比率」は、下水道使用料や一般会計からの繰入金等で維持管理費や地方債償還金をどの程度賄えているかを示す指標であります。当該指標は数値が100%以上の場合、単年度の収支が黒字であったことを表します。しかし、本町の令和3年度の決算数値は86.99%であり、単年度の収支が赤字であったことを示しております。その原因の1つとして、「汚水処理原価」が高いことが挙げられます。当該指標は汚水量1㎥当たりの処理費用を表すものであり、現在の使用料水準(1㎥当たり173円)を大きく上回っております。また、本来使用料で汚水処理に係る費用を賄うこととされていますが、現在の使用料水準では80%程度しか確保できていない状況が「経費回収率」からも分かります。「企業債残高対事業規模比率」は、料金収入に対する企業債残高の割合であります。現在、更新工事等の投資を継続しておりますが、当該指標は他の類似団体と比較し低水準であることから、適切な投資ができているものと判断します。「施設利用率」は、他の類似団体と比較し、やや高いものの、63.34%であり、処理能力が過大となっております。これは下水道事業の当初計画より、人口、流入水量ともに減少傾向にあることが原因と考えます。このような現状を是正するため、使用料の見直しや、計画処理能力の適正化を検討してまいります。

老朽化の状況について

美幌町の公共下水道事業は、管渠は昭和48年度から、処理場は昭和51年度からと道内では比較的早くから事業に着手しております。施工後40年以上が経過しており、経年劣化により管渠、処理場設備ともに不具合が増加傾向にあることから、毎年度修繕計画を立て、その計画に基づき、効率的な維持管理に努めてまいります。また、処理場機械・電気設備については、平成25年度より、社会資本整備総合交付金を活用しながら計画的な更新工事を行っております。今後も定期的な調査、点検を継続し、事故の未然防止や経費削減に努めてまいります。

全体総括

現在の使用料水準は、4,950円/月(一般家庭の20㎥当たりの使用料)であり、他の類似団体と比較し、極めて高い数値であります。しかし、汚水処理原価がそれ以上に高いため、経費回収率からも分かるように、使用料のみでは賄いきれておらず、一般会計からの繰入金に依存している状況であります。また、有収率(処理した汚水のうち、使用料の徴収対象となる有収水の割合)が69.65%と低く、処理場に流入する水量の約30%が不明水であります。このような状況を是正するため、使用料の見直しを検討するとともに、管内内部のカメラ調査等を実施し、計画的な更新を図り、使用料収入の向上に努めます。また、経年劣化により不具合が増加傾向にある処理場設備についても計画的な更新を実施してまいります。

類似団体【Cc1】

網走市 留萌市 稚内市 根室市 富良野市 伊達市 当別町 倶知安町 余市町 鷹栖町 東神楽町 美幌町 遠軽町 新ひだか町 幕別町 釧路町 黒石市 五所川原市 平川市 藤崎町 釜石市 紫波町 矢巾町 大河原町 亘理町 松島町 七ヶ浜町 能代市 由利本荘市 潟上市 大仙市 新庄市 上山市 南陽市 山辺町 中山町 河北町 本宮市 矢吹町 結城市 常陸太田市 潮来市 かすみがうら市 つくばみらい市 東海村 五霞町 利根町 矢板市 上三川町 壬生町 沼田市 渋川市 藤岡市 吉岡町 玉村町 羽生市 川島町 銚子市 東金市 八街市 香取市 大網白里市 酒々井町 栄町 大井町 松田町 山北町 加茂市 十日町市 糸魚川市 妙高市 五泉市 魚津市 氷見市 滑川市 黒部市 小浜市 富士吉田市 中野市 下諏訪町 小布施町 中津川市 恵那市 岐南町 熱海市 伊東市 伊豆市 伊豆の国市 新城市 朝日町 川越町 久御山町 井手町 相生市 小野市 太子町 五條市 宇陀市 河合町 太地町 境港市 湯梨浜町 日吉津村 安来市 笠岡市 井原市 赤磐市 大竹市 坂町 萩市 和木町 坂出市 観音寺市 東かがわ市 宇多津町 八幡浜市 須崎市 いの町 芦屋町 伊万里市 人吉市 水俣市 山鹿市 菊池市 宇土市 宇城市 天草市 長洲町 大津町 佐伯市 臼杵市 津久見市 宇佐市 日出町 日南市 鹿屋市 枕崎市 日置市