中頓別町:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率について、水道施設の維持管理にかかる総費用及び地方債償還金の返還額が前年度と比べ増となりましたが、一般会計繰入金の基準額の見直しにより総収益が増となったことが主な要因となり、前年度と比較すると比率については増加となりました。料金回収率については、給水に係る費用に対して給水収益だけでは不足しているため、給水収益以外の収入として一般会計からの繰入金により賄われています。起債の伴う大規模な水道施設等の更新事業を平成16年度以降実施していないことが要因となり大きな変動はありませんが、今後予定される更新事業等を実施する場合はその財源について水道料金を含め検討が必要となります。施設利用率については、現在使用している水道施設(浄水場)が建設当初から39年経過しており、その間人口減少や大口の民間施設、酪農家の離農による減少等により配水量が年々減少していましたが、近年においては横ばいとなっており低い数値で推移しています。また、老朽化した配水管が原因で漏水量が増加した年度については有収率も低下しています。

老朽化の状況について

管路更新率については、中頓別市街地以外の管路については平成22年度に実施したものを含めておおよそ更新が完了していますが、中頓別市街地と一部地域の配水管については昭和54年度から昭和56年度に布設したものが多く、耐用年数や漏水の発生状況を踏まえ更新時期の検討が必要となります。

全体総括

収益的収支比率については、総収益が一般会計繰入金の基準額の見直しにより増となったことが要因となり、前年度と比較すると増加となりました。平成15年度までに実施した統合・更新事業等の起債による地方債償還額の影響もありますが、数値が100%を下回っているため経営改善に向けた更なる取組が必要となります。今後の更新事業等については、老朽化した水道施設及び配水管の更新が主なものとなりますが、水道施設の機械・電気設備についてはすでに耐用年数を超えており配水管についても一部耐用年数を超えているものがありますので漏水の発生状況により有収率等が低下しないよう、財政状況を考慮し計画的に更新を実施するための検討が必要となります。

類似団体【D4】

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