経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率令和5年度は前年度に引き続き集水施設改良事業を行った。令和4年度と比較すると事業費は増加している。このため繰入金も増加し比率も増加減少した。④企業債残高対給水収益比率平成28年度に導水施設更新事業及び貯水池耐震化事業に対して起債を行った。⑤料金回収率給水人口が少ないため、給水収益以外の収入で賄われている。令和5年度は給水原価が減少したため料金回収率が増加した。⑥給水原価令和4年度は公営企業会計の適用に向け固定資産台帳データ変換業務および公営企業会計システム初期導入業務を委託したため給水原価が増加した。⑦施設利用率令和5年度は前年度からほぼ横ばいだった。⑧有収率引き続き類似団体平均値以上を保っている。
老朽化の状況について
塩害や強い風雨の影響により、施設の老朽化が進んでいる部分もあるが、日常メンテナンスにより大規模な修繕を抑えている。
全体総括
人口が極端に少なく、かつ離島のため建設コストが高いことから、経営の健全性は高いとは言えない部分がある。使用料も他の事業者と比較して割高となっている。また、自然条件も厳しく、強風や塩害等により施設へのダメージが大きい。日常のメンテナンスを行うことにより、大規模な修繕を抑えている。貯水池の耐震化事業の有無で建設事業費が増減している。