湯梨浜町：国民宿舎　水明荘

収益等の状況について

①経常収支比率が好転したのは、一般会計から長期借入金の継続実施を行ったことによる②③の他会計補助金は、一般会計からの職員に係る児童手当相当繰入分のみ④定員稼働率は、10月の鳥取県中部の地震、２月の大雪の影響により、前年度を下回った⑤売上高人件費率は、微増傾向にあるが、28年度に導入したシーズン料金の導入により、率の低下を図りたいもの⑥売上高ＧＯＰ比率は平均値よりは高い水準にある。対前年とは施設経営費の圧縮による差⑦ＥＢＩＴＤＡは、全国平均よりも高い数値ではあるが、経年での比較をした場合、停滞傾向にある

資産等の状況について

起債の償還完了と同時に施設の老朽化が進行している。必要となる施設の長寿命化を図り、ライフサイクルコストの低減に努める。

利用の状況について

経年で比較した場合、市町村の宿泊者動向数は、増減の幅が大きいが、公営企業に対する動向は安定している。このことは、国民宿舎に対する一定の評価とニーズを投影している。

全体総括

観光の町、湯梨浜町の東郷池を代表する国民宿舎第1号として町営維持を受け継いでいく取組として、財務構造の維持のため売上高、返済金、設備投資、運転資金に具体的な目標値を掲げる。組織体制の改革のため従業員の経営意識の改革と顧客管理、業務管理のＩＴ化への移行によりＰＣＤＡサイクルを取り入れる体制へと改革していく必要がある。