長野県筑北村:西条温泉とくらの経営状況(最新・2024年度)
長野県筑北村が所管する観光施設事業「西条温泉とくら」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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経営比較分析表(2024年度)
収益等の状況について
使用料収入も宴会業務を除いてはほぼ回復傾向にあるが、物価、原油価格の高騰に加え、最低賃金の引き上げにより人件費が大幅に増加したことで、収益が増加してもそれ以上に支出が多く、食堂や宴会メニュー、また宿泊料金の値上げも行ったが他会計補助金(一般会計繰入金)は減少せず、むしろ令和5年より増加している状況である。宿泊者1人当たりの他会計補助金率も10,000円を割ることができないことから今後は温泉の利用料も値上げを行なっていくが、100円、200円程度の値上げでは年々引き上げされる人件費増額分すら補えないことから、大幅な改定が必要とされる。
資産等の状況について
施設の老朽化等により修繕・改修に掛かる費用割合が年々増加している。観光施設事業経営戦略を策定し今後10年間で想定される修繕・改修等を算出したところ、館内の空調整備改修、施設外壁の塗り直し、水道管の布設替え、灯油ボイラーの改修など総額で4億円程度の試算となった。この修繕・改修については現時点考えられるものであるため、10年後には、別の大規模な修繕・改修等が必要となってくる可能性がある。備品等については計画的に更新を行っているため、当面の間は更新費用は不要であると考えられるが、職員の高齢化による人手不足や人件費の削減等を考えると、今後はDX機器類への投資なども必要となってくる。
利用の状況について
施設では、公衆浴場、宿泊(合宿)、レストラン、宴会などのサービスを展開している。公衆浴場や宿泊においてはコロナ前の利用率程度まで回復してきたが、宿泊に関しては2食付きのプランでの宿泊ではなく素泊まりプランの宿泊が増えてきたことから、利用者が増えても収入面は回復には至らない状況である。宴会においては生活習慣の変化で大人数での会食が極端に減ったことから、回復の兆しは今後も見込めないが、代わりに少数での食事が増えたため、レストラン業においては、テイクアウトも含め今年度は過去10年の間で最も多い入込・売上となった。しかし、現状のまま運営しても中々利用者の増加にはつながらないことから、指定管理者による運営に変更し、民間からノウハウを学ぶことも必要と考える。
全体総括
他会計補助金が減少しない最も大きな要因は人件費の上昇である。令和5年度と令和6年度の人件費を比較すると1千5百万円以上増加しているため、コストの削減を図っても支出額は増額する一方であり、また売り上げが増加しても人件費割合が大きいことから売上高人件費率が減少してこない。施設は村民の福利厚生の場としても利用しているため、現時点では多額の一般会計を繰り入れてでも直営で運営しているが、売上高GDP比率、EBITDAについても類似施設の平均値の半分ほどのため、運営については指定管理など、民間活力による運営に切り替え、それでも施設の運営が困難な場合は無償譲渡や施設廃止も視野に入れ、方針を出す必要がある。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
西条温泉とくらの2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の筑北村リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。