事業・施設概要
| 都道府県 | 香川県 | 経営主体 | さぬき市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 観光施設事業 | 業種名 | 休養宿泊施設 |
| 施設名 | さぬき市国民宿舎 松琴閣 | 会計適用区分 | 法非適用 |
| 類似団体区分 | A1B2 | 建物延面積 | 1,019m² |
| 宿泊定員数 | 80人 | 予約者数計 | 13,006人 |
| 延休憩利用者数 | 14,604人 | ネット経由予約者数 | 7,118人 |
| トイレ洋式化率 | 82.8% |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
収益等の状況について
①収益的収支比率については、平均値を下回っている。宿泊客数は増加しているものの、施設運営に係る諸経費が増加したことによる数値の悪化と考えられる。④定員稼働率については、地域特性を生かした様々なプランの打ち出しにより、昨年度に続いて微増となっている。⑥売上高GOP比率については、人件費や燃料代の高騰を受け、悪化している。⑦EBITDAの数値については過去4年間で徐々に回復傾向にあったが、施設運営に係る諸費用の高騰により令和6年度は悪化した。依然として黒字化のための経営改善が必要な状況であることから、BBQ、うどん打ち体験、サイクルツーリズム等様々なニーズに対応するためのプランを継続して行う必要がある。施設利用者数を増やすことはもちろんであるが、様々な体験プランを利用してもらうことで客単価の向上に努めている。
資産等の状況について
当該施設は平成8年の大規模リニューアル後、20年以上経過し、施設の老朽化及び旅行客ニーズの変化に対応していく必要がある。施設の老朽化対策については、一般会計からの繰入金によって老朽個所を都度修繕し、施設設備の更新需要に対応していく予定である。旅行客のニーズの変化については過去に全客室辺Wi-Fi整備、稼働率の低い和室の洋室化工事、既設空調機更新等を実施済みであり、今後は優先順位を勘案したうえで老朽個所(空調機新設及びトイレ洋式化等を検討)の修繕を実施し、時流に沿った施設改修を続けていく方針である。
利用の状況について
⑬施設と周辺地域の宿泊者動向については、さぬき市及び県内に占める宿泊者数は増加傾向にあり、本施設においても同様である。気軽にキャンプを始めたい層をターゲットにインドアキャンプが体験できるプランを企画し、施設の改修を実施したため、夏休みの家族連れで賑わった。また、団体旅行から個人旅行への旅行ニーズの変化に対応するため、少人数を前提とした各種プランを企画し、利用者から好評となっており、令和6年度において利用客数は増加している。
全体総括
当該施設は、国立公園内の認可事業であるだけでなく、宿泊施設が少ない当市内で宿泊客の受け皿となっており、施設の必要性も高い。経営については、現在指定管理者制度(利用料金制)を採用し、運営企業のノウハウによって個人旅行客獲得に取り組んでいる。当市は、一定額以上の施設修繕や施設改修等を一般会計からの繰入金で行う前提で指定管理者制度を施行しているため、当企業会計の黒字化は当面不可能である。しかしながら、経営戦略に基づき老朽化した施設の更新需要に計画的に対応しつつ、当該施設が位置する県立公園及び周辺地域全体の観光ニーズの掘起しや周辺環境整備などにより、運営企業に対する支援を継続していく。