事業・施設概要
| 都道府県 | 山口県 | 経営主体 | 下関市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 観光施設事業 | 業種名 | 休養宿泊施設 |
| 施設名 | サングリーン菊川 | 会計適用区分 | 法非適用 |
| 類似団体区分 | A1B2 | 建物延面積 | 2,064m² |
| 宿泊定員数 | 58人 | 予約者数計 | 6,241人 |
| 延休憩利用者数 | 17,303人 | ネット経由予約者数 | 2,797人 |
| トイレ洋式化率 | 53.8% |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
収益等の状況について
令和6年度の収益的収支比率は60.3%と、類似施設平均の95.3%を大きく下回っており、施設運営に必要な経費を利用料金収入のみで賄うことができていない。定員稼働率は29.5%と平均の20.1%を上回り、一定の利用は確保されているものの、客単価が低く、売上高人件費比率も61.8%と高水準であることから、収益が費用に結びついていない構造となっている。その結果、売上高GOP比率は△66.2%と赤字が生じており、EBITDAも△57,257千円と、施設を運営するだけで多額の資金流出が発生している状況にある。これらのことから、本施設は需要不足ではなく、現行の運営モデルそのものに課題を抱えており、持続的な運営のためには抜本的な見直しが必要である。
資産等の状況について
当該施設は昭和55年に建設し、平成21年に改築を行ったものの、老朽化が進んでおり、修繕や設備の更新が必要である。資産価値に比べ、設備投資見込額が多いことから、民間譲渡を検討していく必要がある。
利用の状況について
新型コロナウイルス感染症の影響が大きかった時期を経て、令和6年度には定員稼働率29.5%と一定の回復が見られる。行動制限の緩和や社会経済活動の正常化により、団体利用等の需要が戻りつつあることが要因と考えられる。
全体総括
定員稼働率が平均を上回るなど一定の利用は確保されているものの、客単価の低さや固定費負担の重さにより、収益的収支比率は低水準にとどまり、売上高GOP比率およびEBITDAはいずれも赤字となっている。これらのことから、需要不足ではなく、利用のあり方や施設の運営モデルに課題があることがわかる。今後は、施設の立地特性や利用実態を踏まえ、ターゲットの明確化や提供価値の整理を行うなど、魅力向上に向けた取組を進め、収益性の改善と持続的な運営の可能性を検討していく必要がある。