事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 生坂村 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 観光施設事業 | 業種名 | 休養宿泊施設 |
| 施設名 | やまなみ荘 | 会計適用区分 | 法非適用 |
| 類似団体区分 | A1B2 | 建物延面積 | 2,890m² |
| 宿泊定員数 | 46人 | 予約者数計 | 2,005人 |
| 延休憩利用者数 | 4,726人 | ネット経由予約者数 | 315人 |
| トイレ洋式化率 | 88.2% |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
収益等の状況について
一般会計繰入金により、収益的収支比率は100%となっている。利用者数の増加に伴い、宿泊者一人当たりの他会計補助金額及び他会計補助金比率は中長期的には減少傾向にあるものの、前年度と比較して微増に転じており、依然として一般会計繰入金に依存した経営状況である。定員稼働率は前年度より上昇しているが、類似施設平均値を下回っている。売上高人件費比率の低減は図れず、前年度を上回る水準となっている一方、売上高GOP比率及びEBITDAはマイナスで推移している。今後は、稼働率の向上及び経費の適正化により、収益構造の改善に取り組む。
資産等の状況について
当施設は建築後30年以上が経過しており、老朽化が進行している。これまで計画的な修繕を実施してきたところである。令和6年度には施設改修に係る設計業務を実施しており、今後は施設の安全性及び機能維持を目的として、事業規模及び財政負担を考慮しながら、計画的な更新・改修を行う。なお、法非適用事業であるため、資産・負債に関する各種指標の算出は行っていない。
利用の状況について
延べ宿泊者数は前年度を上回っており、観光需要の回復により一定の改善がみられるものの、ピーク時と比較すると依然として低い水準にとどまっている。また、休館日の設定により宿泊可能日数が限定されていることに加え、団体利用の減少や近隣宿泊施設との競合などもあり、定員稼働率は類似施設平均を下回る状況が続いている。今後は、村の観光施策や周辺観光資源と連携した情報発信を行うとともに、季節ごとの利用促進策やリピーター確保に向けた取組を検討し、利用者数及び稼働率の向上を図る。
全体総括
当施設は、宿泊・入浴・食堂及び宴会機能を有する公共施設として、地域住民の生活利便性の向上及び観光振興の双方の役割を担っている。収益面においては、利用者数は回復傾向にあり一定の改善が見られるものの、生産年齢人口の減少に伴うサービス需要の減少という構造的課題に直面している。加えて、近年の最低賃金引き上げに伴う人件費の増大や物価高騰による営業費用の急増が経営を強く圧迫しており、依然として一般会計繰入金に依存した厳しい経営状況が続いている。今後は、労働力不足による運営スタッフの人材確保が困難となっている課題に対応しつつ、施設の老朽化への対応として計画的な改修及び維持管理を行う。併せて、さらなる利用促進策の実施や徹底した経費の適正化により、経営の効率化及びサービス水準の維持・向上に努め、持続可能な施設運営を目指す。