佐久市:公共下水道

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経営比較分析表(2016年度)

経営の健全性・効率性について

収益で費用をどの程度賄えているか表す①経常収支比率から、直近のH28年度は123.17%のため、引き続き経営健全であることが伺える。H26年度以降の伸びに関しては、制度改正に伴う影響(主として長期前受金戻入が大きく加算されたこと)が理由である。1年以内に支払うべき債務に対して、支払うことができる状況を示す③流動比率からも100%以上を示しており、直近のH28年度は375.84%のため、短期的な債務に対する支払い能力は高い。料金収入に対する企業債残高の割合を示す④企業債残高対事業規模比率は、直近のH28年度は638.23%で類似団体平均値より低いため、経営負担の少ないことが伺える。使用料で回収すべき経費を、どの程度使用料で賄えているか示す⑤経費回収率についても100%を超えているため、適切に回収し、安定経営であることが伺える。なお、H28年度は118.82%で前期比約21.45%減少している理由は、⑥で汚水処理原価の増額が示すとおり、汚水処理費の増によるものと考えられる。⑦施設利用率はH28年度71.89%で、最大稼働率まで残り30%あることから、施設の有効利用を図るため、継続して他事業との統廃合を進める必要がある。⑧水洗化率に関しては年々増加しているが、工事が進み未普及エリアが減ってきているため、今後は新築等による管路既存エリア内の受益者を確実に増やすことで、安定した収益増に繋げる方針である。

老朽化の状況について

26年度からH28年度にかけ微増傾向である。類似団体と比較すると償却率は高いため、老朽化の進んでいることが推測できる。老朽化は進んでいるものの、処理場等については計画的に更新工事を実施しているため、現時点でも老朽化に伴う大規模な問題点は発生してない。また、今後の投資計画と財政計画を勘案する中で、H29年度にストックマネジメント計画を策定する予定である。

全体総括

上述のとおり、経営健全性は安定的であるが、経営効率性の観点から、特に施設利用率については最大稼働率まで30%の余裕がある。今後予定している農集から公共への統廃合を含め、運営体制のあり方や、処理場等の更新計画を引き続き進めていく必要がある。

類似団体【Bd1】

室蘭市 岩見沢市 網走市 稚内市 千歳市 滝川市 恵庭市 北広島市 石狩市 音更町 十和田市 石巻市 塩竈市 名取市 多賀城市 岩沼市 大崎市 利府町 鶴岡市 酒田市 寒河江市 天童市 会津若松市 南相馬市 古河市 石岡市 龍ケ崎市 ひたちなか市 鹿嶋市 守谷市 筑西市 神栖市 阿見町 栃木市 佐野市 鹿沼市 日光市 真岡市 大田原市 那須塩原市 下野市 桐生市 伊勢崎市 館林市 熊谷市 行田市 秩父市 本庄市 東松山市 木更津市 茂原市 袖ケ浦市 印西市 瑞穂町 愛川町 柏崎市 見附市 燕市 射水市 小松市 加賀市 能美市 敦賀市 鯖江市 越前市 坂井市 上田市 岡谷市 飯田市 諏訪市 茅野市 塩尻市 佐久市 高山市 関市 土岐市 富士宮市 袋井市 蒲郡市 近江八幡市 栗東市 野洲市 福知山市 舞鶴市 木津川市 豊岡市 赤穂市 たつの市 天理市 倉吉市 玉野市 総社市 東広島市 廿日市市 防府市 下松市 岩国市 光市 山陽小野田市 丸亀市 今治市 新居浜市 西条市 四国中央市 大牟田市 飯塚市 宗像市 福津市 唐津市 諫早市 大村市 八代市 荒尾市 玉名市 中津市 日田市 都城市 延岡市 日向市 うるま市