新温泉町:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

経常収支比率は対前年4.01ポイントの増加であるが100%を下回る状況が続いている、要因としては給水人口の減少及び営業費用の上昇が上げられる。今後も老朽管修繕等の経費の増加が予想されるため厳しい状況が見込まれる。累積欠損金比率は累積欠損金を発生させていないため0で推移している。流動比率は、350.52%となり対前年60.24ポイントの減となっている。企業債償還金の増が要因と考える。企業債残高対給水収益比率に係る企業債残高は、令和元年度がピークとなる見込みであったが、令和2年度に感染症拡大による経済的支援のため、基本料金減免により上昇した。令和3年度は再び通常収入となったため、221.19ポイント減少した。料金回収率は前述の基本料金免除の影響がが無くなったため、対前年比10.97ポイントの増となっている。しかし、人口減少による水需要の低下に相反し給水原価の減少は見込めないためこれ以上の上昇は難しいと考える。有収率は、対前年比0.31ポイントの減となっている、これは送配水管の老朽化と冬期の凍結による漏水の発生によるものであり、今後も老朽管の計画的な更新と漏水の早期発見に努めたい。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率は、平成30年度に配水池整備事業が完了したことにより若干改善したが、送配水管の老朽化は進んでいるため、今後の計画的な更新が必要である。管路経年化率は、令和元年度までの報告数値の単位誤りにより、大幅に上昇しているが、実質的には前年までとほぼ同様な数値で推移している。ただし類似団体平均より配水管等の老朽化が相当進んでいるため、管路更新を計画的に実施していく必要がある。管路更新化率は、全施設において老朽化がかなり進んでいるが、浄水場等の整備を優先した為、管路の更新が出来ていない。計画的な老朽管更新が必要であるが、財政上、実施困難である。漏水等の早期発見により施設の更新を延ばしたい。

全体総括

水道事業の経営において、山間地域の多い当町では旧簡易水道施設が点在しており、施設の統廃合は地形的にできない状況である、管路延長も長く維持管理費用の削減も限界がある。今後、基幹管路だけでなく配水管も相当老朽化しているため更新が必要となっている。また浄水場の紫外線及び膜ろ過の整備を行ったことによる企業債償還額の増加、人口減による水需要の減少、維持管理経費の増加などにより収支状況は厳しい状況が続くものと考えられる。今後は平成30年度に策定した「水道事業経営戦略」に沿って、計画的・合理的な経営運営を図るとともに、水道使用料の適正化などの検討を行い、経営の健全化に努める。

類似団体【A7】

芦別市 士別市 富良野市 森町 八雲町 倶知安町 岩内町 栗山町 芽室町 別海町 西空知広域水道企業団 藤崎町 板柳町 鶴田町 中泊町 野辺地町 七戸町 六ヶ所村 雫石町 金ケ崎町 山田町 洋野町 蔵王町 山元町 松島町 涌谷町 南三陸町 三種町 美郷町 川西町 白鷹町 遊佐町 桑折町 川俣町 鏡石町 南会津町 猪苗代町 会津坂下町 棚倉町 石川町 三春町 双葉地方水道企業団 大洗町 美浦村 茂木町 那珂川町 榛東村 甘楽町 中之条町 越生町 鳩山町 ときがわ町 美里町 神川町 多古町 東庄町 聖籠町 田上町 珠洲市 宝達志水町 能登町 富士川町 富士見町 南箕輪村 松川町 高森町 小布施町 山ノ内町 飯綱町 安八町 揖斐川町 八百津町 東伊豆町 熊野市 朝日町 多気町 南伊勢町 紀北町 紀宝町 竜王町 京丹波町 市川町 神河町 上郡町 新温泉町 湯浅町 みなべ町 那智勝浦町 岩美町 北栄町 大山町 南部町 奥出雲町 隠岐の島町 早島町 里庄町 矢掛町 鏡野町 勝央町 美咲町 吉備中央町 周防大島町 松茂町 板野町 上板町 東みよし町 内子町 室戸市 土佐清水市 香美市 佐川町 黒潮町 鞍手町 桂川町 大木町 広川町 築上町 川棚町 波佐見町 佐々町 芦北町 あさぎり町 津久見市 豊後高田市 国東市 新富町 川南町 西之表市 垂水市 大崎町 肝付町 屋久島町 本部町 恩納村 金武町 嘉手納町