中央市：簡易水道事業（法適用）

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経営比較分析表（2017年度）

経営の健全性・効率性について

平成２８年度に老朽化した配水場の更新を企業債を充当して行なったため、企業債残高が急増した。毎年２ｋｍ程度（全体延長の２％）の管路更新工事を積極的に行なっているため、漏水量が減少することから有収率は上昇している。しかしながら、節水傾向が強いことから、給水水量が伸びず、給水収益の減少が続いている。平成２５年度の１６％の料金改定に続き、２９年度には更に１６％の料金改定を行なったため、給水水量が伸びないながらも給水収益は横ばいであるが、配水場建設に伴う減価償却費の増加に伴い、経営を圧迫している状態である。

老朽化の状況について

老朽化が進行し、安定した配水を継続的に行うことを懸念されていた布施配水場は平成２８年度に更新した。新水道ビジョンにも記載されているが、リバーサイド配水場の老朽化が顕著のため、更新が必要となっている。石綿管の残存管はないものの、経年劣化したＶＰ管が多く残存しているため、有収率向上のためにも継続的な布設替が必要である。

全体総括

経年劣化した配水管や施設がまだ存在するため、安定した配水を継続的に行い、災害に強い水道にするためにも、積極的に更新を行う必要がある。しかし、企業債残高の増加や施設更新に伴う減価償却費の増加にも対応するため、今後も料金改定を適切に行なっていく必要がある。

類似団体【A6】

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