遊佐町:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

経常収支比率は昨年度とほぼ変わらず、100%以上を維持している。類似団体平均値が低下しているのに対し、昨年同を維持できているため、安定した経営ができていると言える。流動比率については、昨年度よりも大幅に増加した。現金等の資産増加よりも、返済する企業債の額が減ったことによる、負債の減少が大きな要因である。今後、料金収入は減少していく見込みであるため、現金等の残高については注視していく必要がある。料金回収率については昨年度よりも若干の減となったが、100%以上を維持できている。特に現年度分の料金収納率は99.5%を超え、概ね順調に回収できている。しかし逆の意味で捉えれば、人口減少に比例し給水人口も減少している中で、現状以上に数値を上げることは難しいとも言え、安定した給水収益の確保が今後の課題となる。利益を確保するために、経常費用の抑制と有収水量の向上に努める必要がある。有収率については年々減少しているが、要因としては有収水量の減少よりも、管路漏水による総配水量の増加が大きい。管路経年化率からも見て取れるように、管路の老朽化が進んでおり、昨年度同様、老朽化した管路より漏水が散見された。箇所ごとに修繕し対応しているが、根本的に布設替えが必要な箇所もあり、布設替えについては計画的に行っていく。これに伴い、管路更新率も上昇していく予定である。

老朽化の状況について

耐用年数を迎える資産が多くなってきていることに加え、管路経年化率の上昇値からも見て取れるように、施設設備及び管路については更新を検討する時期となっている。耐震化計画を策定し、老朽化による更新を含め、優先順位を定めながら重要箇所から着工していく予定である。しかし、旧簡易水道区域においては、特に人口減少が顕著であり、施設利用率が著しく低い。旧簡易水道区域にも老朽化が懸念される施設設備及び管路は多く存在するが、更新については費用対効果について十分加味する必要がある。旧簡易水道区域の今後の運用については、施設の統廃合や給水区域の見直しなど、在り方そのものの見直しや検討が必要になってくると思われる。

全体総括

単年度の収支については累積欠損金は発生しておらず、現在は健全な経営を行うことができているが、人口減少に伴う給水人口の減少が進み、料金収入は減少傾向である。今後、資金についても減少していく見込みであり、厳しい運営となっていくことが予想される。そのため、料金収入については将来的な料金改定も視野に入れながらの収支計画が必要となるが、使用者の急激な負担増とならないよう、十分な検討を行っていく。事業を運営していくうえで、必要な投資については避けられないため、更新等に係る費用は十分に精査し、綿密な計画の基、行っていく必要がある。また、給水原価の上昇を抑えるため、費用の抑制に努めるなどの経営努力を引き続き行い、現在の経営を維持できるよう努めていく。

類似団体【A7】

芦別市 士別市 富良野市 森町 八雲町 倶知安町 岩内町 栗山町 芽室町 別海町 西空知広域水道企業団 藤崎町 板柳町 鶴田町 中泊町 野辺地町 七戸町 六ヶ所村 雫石町 金ケ崎町 山田町 洋野町 蔵王町 山元町 松島町 涌谷町 南三陸町 三種町 美郷町 川西町 白鷹町 遊佐町 桑折町 川俣町 鏡石町 南会津町 猪苗代町 会津坂下町 棚倉町 石川町 三春町 双葉地方水道企業団 大洗町 美浦村 茂木町 那珂川町 榛東村 甘楽町 中之条町 越生町 鳩山町 ときがわ町 美里町 神川町 多古町 東庄町 聖籠町 田上町 珠洲市 宝達志水町 能登町 富士川町 富士見町 南箕輪村 松川町 高森町 小布施町 山ノ内町 飯綱町 安八町 揖斐川町 八百津町 東伊豆町 熊野市 朝日町 多気町 南伊勢町 紀北町 紀宝町 竜王町 京丹波町 市川町 神河町 上郡町 新温泉町 湯浅町 みなべ町 那智勝浦町 岩美町 北栄町 大山町 南部町 奥出雲町 隠岐の島町 早島町 里庄町 矢掛町 鏡野町 勝央町 美咲町 吉備中央町 周防大島町 松茂町 板野町 上板町 東みよし町 内子町 室戸市 土佐清水市 香美市 佐川町 黒潮町 鞍手町 桂川町 大木町 広川町 築上町 川棚町 波佐見町 佐々町 芦北町 あさぎり町 津久見市 豊後高田市 国東市 新富町 川南町 西之表市 垂水市 大崎町 肝付町 屋久島町 本部町 恩納村 金武町 嘉手納町