収益等の状況について
当該施設は、指定管理制度を利用し、利用料金制を導入して運営しているため、指定管理料と建設当時に公営企業債として借り入れた地方債の償還、大規模な修繕のみを当会計から支出しており、料金収入は指定管理者が受け入れているため、収入の全ては一般会計からの収入のみとなっている。そのため、類似施設平均値や全国平均との、各指標の比較は難しく、分析も難しいが、財政の圧迫につながらないよう、観光イベントやロケット打ち上げ、スポーツ合宿誘致などを行うことで、集客増加を図り、料金収入の増加に努めていく。
資産等の状況について
施設については、建設後20年程度経過しており、老朽化が進んできている。観光・宿泊施設として、本町の拠点施設であるため、施設の老朽化が進むが、維持していかなければならない。今後は、公共施設等総合管理計画等を活用し、施設の長寿命化や改修計画を立て費用の平準化を図り、財政の健全化にも努めていく。
利用の状況について
当該施設は、町内で最大の宿泊施設であるため、宿泊需要でみると、市町村では減少傾向だが、当該施設では増加傾向にある。ロケット打ち上げやイベント等により、年間の宿泊者数は増減するが、高い宿泊者数で推移させるためにも、施設のリニューアルや新たなイベント等を検討し、集客に努めていく。
全体総括
施設の老朽化は進んでいくが、本町の拠点としてなくてはならない施設であるため、施設の長寿命化を図り、ロケット打ち上げやイベント、スポーツ合宿の誘致等のPRを行っていき、集客増加を図っていく。