経営の健全性・効率性について
近年、各指標に大きな変動はありません。指標の数値につきましては、類似団体平均値と比較しても経常的な経営の健全性・効率性は保たれていると認識しています。分譲地における住宅や共同住宅の新築、地下水からの切り替えなどに伴い、給水人口は増加傾向にあり、あわせて料金収入も増加しております。今後も安全で安定した供給と経営の健全化を図っていきます。
老朽化の状況について
平成4年度に事業開始し、平成11年度までの8年、及び平成22年度の一部区域拡大で施設の整備を完了しております。そのため、管路更新の時期につきましては、法定耐用年数の40年を基準とすると直近で10数年先になります。その他電気設備、機械設備については保守点検業者からの報告を確認しながら修繕・更新の対応をしています。指標につきましては、大きな問題はないと考えておりますが、随時施設の状況を把握し、時期を逸することがないよう毎年度の事業費を平準化した更新計画を立案していきます。
全体総括
現在は安定している経営状況と考えています。ただし、将来的には人口減による料金収入の減少、施設および管路の老朽化など、多くの課題があります。安定した経営に向けて、財政計画、維持管理・更新計画を検討し、実行する必要があります。