経営の健全性・効率性について
経常収支比率については、平成30年4月に使用料金の改定を行ったことにより使用料金が増収となり、数値の改善となった。累積欠損金については、使用料の改定等の経営改善により消滅している。また、平成27年度から水道施設整備実施計画に基づいた老朽管の更新事業を行っているため、設備投資費用もかさんでおり、経営状況はさらに厳しくなることが予想される。
老朽化の状況について
平成26年度に策定した水道施設整備実施計画に則った老朽管の管路更新事業を平成27年度から実施している。今後も継続して実施していく予定であるため、管路経年化率については徐々に改善するものと思われる。
全体総括
平成29年4月に簡易水道事業を水道事業に統合しており、これに併せて平成26年度に策定した「あさぎり町水道施設整備実施計画書」に基づき、平成27年度から老朽管の更新事業を行っている。今後も財政上無理の無い計画的な施設整備を進めることとしている。また、平成30年4月に水道使用料金を改定しており、若干ではあるが、経営改善をみている。今後も経営状況をみながら、料金改定や経営内容の見直しを行う等、一層の経営の健全化を図りたい。