経営の健全性・効率性について
近年、各指標に大きな変動はありません。指標の数値につきましては、類似団体平均値と比較しても経常的な経営の健全性・効率性は保たれていると認識しています。分譲地における住宅や共同住宅の新築、地下水からの切り替えなどに伴い、給水人口は増加傾向にあり、あわせて料金収入も増加しております。今後も全体普及率の向上のため、地下水利用世帯の加入および利用を促進します。
老朽化の状況について
平成4年度に事業開始し、平成11年度までの8年、及び平成22年度の一部区域拡大で施設の整備を完了しております。そのため、更新の時期につきましては、まだ先になります。指標につきましては、更新の時期でないため大きな問題はないと考えておりますが、将来的に施設および管路の更新に向けて、老朽化の状況を随時分析し、更新計画の検討をすすめる必要があります。また安定した経営にむけて、事業費の平準化を図ります。
全体総括
現在は安定している経営状況と考えています。ただし、将来的には人口減による料金収入の減少、施設および管路の老朽化など、多くの課題があります。安定した経営に向けて、財政計画、維持管理・更新計画を検討し、実行する必要があります。