経営の健全性・効率性について
経営の健全性・効率性については、類似団体の平均値や平成30年度全国平均に比べて良好な値を示している。経営の健全性について、経常収支比率が過去5年を通じて110%を超過し、累積欠損金はなく、企業債の負担も小さいことからも健全な経営状態を維持できている。また、経営の効率性についても、施設利用率が80%程度、有収率が95%程度で推移していることから効率的な経営を維持できている。
老朽化の状況について
老朽化の状況については、創設時に布設された配水管が法定耐用年数を経過しているため、管路の経年化率が類似団体平均値や平成30年度全国平均に比べて高く、管路更新事業の推進が必要になっている。そのため、平成27年度から配水管路の耐震化事業に着手しており、その結果から平成28年度以降の管路更新率は大幅に上昇し、類似団体平均値や平成30年度全国平均に比べて高い値になっている。
全体総括
今後、人口減少に伴う給水収益の減収や老朽管更新事業に伴う企業債償還金や支払利息の増加が見込まれることから、中長期的な更新需要と財政を見通し、健全経営の持続に努めていく。