大蔵村：簡易水道事業（法適用）

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率総費用と地方債償還金の合計額に占める料金収入等の割合は、約75%前後で推移しており、一般会計からの繰入金なしに経営が成り立っていない。料金収入の減少により前年度数値を下回った。④企業債残高対給水収益比率浄水場の建設（平成32年度給水予定）等に伴う企業債の借入額の増加により、数値が今後も上昇すると予想される。⑤料金回収率給水費用に対する料金収入等の割合は、約50%前後で推移しており、一般会計からの繰入金に大きく依存している。⑥給水原価使用水量１㎥あたりの費用は、類似団体平均を上回っているため、経費削減や有収水量を確保し改善に努める。⑦施設利用率施設の利用状況は、約65%前後であり、適切な施設の改修や更新を検討する必要がある。⑧有収率類似団体平均を下回っており、施設の稼動状況が収益に70%しか反映されていない。そのため漏水の抑制など効率的な配水に努める必要がある。

老朽化の状況について

法定耐用年数と老朽化を見ながら、一部老朽管の更新を実施したが、計画的な更新は行っていない。水の安定供給に努めるため、更新計画を策定するなど老朽管対策を行っていく。

全体総括

大蔵村の水道は地理・地形的な要件により、施設や設備の集約が困難な状況にある。そのため、適切な施設や設備、管路の更新により効率的な配水に努める。また、維持管理費の削減や料金収入を確保し経営改善に向けて取り組んでいく。