経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、118.56%と黒字であることを示す100%以上となっており健全な経営状況にあると言えます。②累積欠損金比率は、0%を継続しており健全な状況と言えます。③流動化比率は、469.86%と100%以上あり短期的な債務に対する支払能力を有しています。④企業債残高対給水収益比率は、71.18%と類似団体平均値を大きく下回っているが、老朽管の更新や施設の更新等を予定しており、今後企業債残高の増加が予想されており、その適正度を検討していく必要がある。⑤料金回収率は、100%を上回っており給水に係る費用が料金収入で賄われている。⑥給水原価は、類似団体平均値を上回っており今後も維持管理費の削減等に努める必要がある。⑦施設利用率は、全国平均及び類似団体平均値ともに上回っており施設の利用状況がや規模は適正であると言えます。⑧有収率は、95.65%と施設の稼働状況が収益に反映されていると言えます。今後も有収率の維持に努め、漏水防止・調査等の漏水対策を進めて行きます。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、全国平均及び類似団体平均値を上回って推移している。今後、老朽化施設の更新を行っていく必要があることから、その財源を確保する必要がある。②、③管路経年化率、管路更新率は、ともに全国平均及び類似団体平均値を下回っている。本村の最も古い管路は昭和50年代に布設されたものであり、今後耐用年数に達する管路が増加してくることから、計画的かつ効率的な管路の更新に取り組む必要がある。
全体総括
経営の健全性・効率性については、比較的良好に推移していると言える。今後、老朽化施設の更新及び耐震化事業を実施して行くうえで、財源の確保が必要なことから施設整備の計画的な実施及び効率的な事業運営に取り組む必要がある。