経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率については、100%に達しており、おおむね良好な状態です。④企業債残高対事業規模比率は、使用料収入に対する債務残高の比率を示していますが、毎年、類似団体平均値を下回っております。一般会計負担分の増減が反映されるため、比率が上下します。⑤経費回収率は、使用料で汚水を処理する費用を賄えているかを表わしていますが、ほぼ100%になっておりますので、良好な状態であり、使用料設定も適切と思われます。⑥汚水処理原価は、類似団体平均値を下回っておりますので、比較的効率的に汚水処理されています。⑦施設利用率及び⑧水洗化率につきましては、この事業は浄化槽整備事業ですので、設置する住宅の延床面積により浄化槽の大きさは決まっておりますので、毎年同じような数値になります。
老朽化の状況について
この事業は、市が設置管理している浄化槽整備事業であり、平成13年度より開始しております。浄化槽の耐用年数は28年ですので、老朽化はありませんが、毎年法定検査、清掃を実施しており施設は良好な状態です。
全体総括
この事業の経営状態については、収益的収支比率、経費回収率など、年々改善されておりますので、おおむね良好な状態です。