経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率料金収入は整備区域拡大に伴い増加していますが、一般会計への影響を最小減にするため、繰入金を前年同額としている中で、R04年度償還のピークを迎える地方債償還費の増加により、H30年度の95.22%からR01年度96.19%と微増しました。④企業債残高対事業規模比率企業債残高はR02年度のピークに向けて増加している段階であるが、H30年度の1110.94%からR01年度663.75%へ減となり、類似団体の1,130.42%より低い比率となっています。⑤経費回収率料金収入の増加により、95.16%になっており、類似団体平均を上回っています。⑥汚水処理原価年間有収水量の増加と、汚水処理費の削減によりR01年度181.27円へ増加しています。⑧水洗化率未普及地域の整備を進めている段階のため、処理区域内人口が増加しており、水洗便所設置済人口も増加していますが、追いついていないためH30年度の77.38%からR01年度は76.83%に減少しており、類似団体平均をやや下回っています。
老朽化の状況について
③管渠改善率H5年度からの整備のため、30年以上経過する管渠はまだ無い状況で、改善管渠延長がないため、該当ありません。国道、県道等重要路線に布設している管渠について、占用更新に合わせて点検を進めています。地形的に必要となる中継マンホールポンプを18箇所、宅内マンホールポンプを9箇所設置しており、毎年点検をして必要な修繕を進めてきています。
全体総括
当町は千曲川流域下水道上流処理区に入り、最上流に位置しており、公共下水道事業着手がH5年度で、R01年度末の普及率は85%の状況です。下水道未普及地域の早期整備と、早期水洗化により、料金収入の増加を図ると共に、千曲川流域下水道維持管理運営協議会を通じて、汚水処理の効率化を進め、汚水処理費の軽減により、経営の健全化を図っていきます。また、管路等の点検を計画的に実施し、修繕等が必要な箇所の計画的な修繕を進め、長寿命化により維持管理費の軽減を通じて、経営の健全化を図っていきます。