軽井沢町：公共下水道

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率収益的支出比率は起債元利償還金の減少により、例年100％弱で推移していますが、使用料以外の収入で賄われているため、汚水処理費の削減に引き続き努めるほか、経営戦略に基づいた適正な使用料収入の確保を検討しています。⑤経費回収率処理施設の維持管理を複数市町で委託するなど汚水処理費の削減に努めています。公営企業法適用に係る打切り決算に伴う使用料収入未収金があったため、例年に比べ当該値が低くなっています。⑥汚水処理原価処理施設の維持管理を複数市町で委託するなど、施設の効率的管理・運営を行っています。類似団体の平均値よりも低い水準で推移していますが、終末処理施設の老朽化に伴い、今後施設の更新費用が増大するため、更なる維持管理費の削減、接続率の向上への取り組みを進め、有収水量の増加に努めます。⑦施設利用率例年50%程度で推移していますが、当町は季節により観光人口が増加するため、現在の施設利用率を維持していく予定です。⑧水洗化率水洗化率は類似団体の平均値を大きく上回り高い数値で推移しています。

老朽化の状況について

軽井沢町下水道ストックマネジメント計画を策定し、処理施設、管路施設の点検調査を実施しています。今後、経営戦略、下水道ストックマネジメント計画に基づき、経営状況とのバランスを考慮し、資産管理の最適化、更新費用の平準化を図ることとしています。

全体総括

下水道事業の供用開始から約30年が経過し、処理施設の更新時期を迎えており、ストックマネジメント計画に基づいた施設管理の最適化、更新費用の平準化を図っていく予定です。管渠の改善については実施していないものの、ストックマネジメント計画に基づき、点検調査行っています。今後点検調査を踏まえ改修を行っていきます。令和4年度に公営企業会計への移行したほか、経営戦略に基づいた経営基盤の強化への取り組みを進めています。今後もより一層、安定した下水道経営の実現、持続的なサービスを提供していくため経営基盤の強化への取り組みを進めていきます。