加賀市:加賀市医療センター

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2017年度)

地域において担っている役割

・市内唯一の急性期病院として救急搬送を断らない体制の維持・継続・医療従事者育成環境の充実・周産期の受入促進(市内唯一の分娩施設)・地域包括ケアシステム構築に寄与する在宅復帰支援の充実と地域連携の推進(地域連携センターつむぎ、訪問看護ステーションりんく)・がん治療体制の充実・認知症高齢者の増加に向け行政と連携した活動の促進

経営の健全性・効率性について

人口が減少傾向にある加賀市において、現状の④病床利用率を維持しつつ、類似病院平均値を下回っている⑤入院患者1人1日当たり収益及び⑥外来患者1人1日当たり収益の向上を図ることで、医業収益を改善させる必要がある。また、⑦職員給与費対医業収益比率は改善傾向にあるものの平均値よりも高く、職員配置に相応した医業収益を得られていないのが現状である。上記より、②医業収支比率の向上、ひいては①経常収支比率の向上にむけて、収益の効率性が課題である。③累積欠損金比率に関しては、平成29年度に自己資本を取り崩して累積欠損金を解消したため、帳簿上平均値を大きく下回る結果となった。

老朽化の状況について

平成28年4月に2つの病院を統合し、移転、新築開院したため、①有形固定資産減価償却率及び②器械備品減価償却率が平均値を下回っている。また、旧2病院分の資産を有しているため、③1床当り有形固定資産が平均値を上回っているが、将来的な減価償却費の増大につながらぬよう、長期的な投資計画に基づいて適切に更新を図る必要がある。

全体総括

当院の経営状況は、各指標とも改善傾向にあり、平成28年度に策定した「加賀市医療センター改革プラン」の計画値を上回っている。今後もプランに基づいて経営の健全化・効率化に向けて努力していく。老朽化に関して、現時点の減価償却費としては顕在化していないが、将来的な費用増大が懸念されるので、計画に基づき適切な投資を行っていく。

類似団体【3】

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