地域において担っている役割
当院は、地域の中核的病院として、急性期医療を提供しており、輪番制による救急医療を担うとともに、地域包括ケア病床・回復期リハビリテーション病床の回復期機能やホスピス病床を備え、患者が住み慣れた地域で必要な医療を受けられる機能を確保しています。また、災害拠点病院として、大規模災害発生時の体制を整備するほか、地域医療支援病院として、地域の医療従事者への研修等支援に取り組んでいます。
経営の健全性・効率性について
令和3年度の収支状況は、医師の採用による増加や、手術件数の増加等の結果、職員給与費、材料費は増加しましたが、患者数の増加や診療単価が上昇したほか、新型コロナウイルスワクチン接種の実施等により増収となり、医業収支は1.7ポイント上昇しました。経常収支は新型コロナウイルス感染症に関連する補助金等により黒字となりましたが、②医業収支比率は81.1%と平均を下回っており、収益面では⑤⑥の診療単価が低く、費用面では⑧材料費対医業収益比率は低いものの、⑦職員給与費対医業収益比率が高くなっています。
老朽化の状況について
平成30年度の新病院開院に伴う整備・更新により、①有形固定資産減価償却率及び②器械備品減価償却率は平均を下回っています。③1床当たり有形固定資産は平均を上回り、特に建物減価償却費は耐用年数が長く、長期間に渡り影響を及ぼすため、資産の効率的な利用に努める必要があります。
全体総括
令和3年度は新型コロナウイルス感染症の対応に伴う補助金収入等により、経常黒字となりました。医業収支比率においては、減価償却費等の固定費が影響を与えていることから、安定的な経営を確立するためには収益の向上が重要と考えています。引き続き急性期医療及び救急医療を基本としながら、各病棟の機能を最大限活用して医療の質を高め、他の医療機関との連携強化による効率的な運用により経営の健全化に取り組みます。