地域において担っている役割
当院は、北村山地域唯一の急性期医療を担う基幹病院であり、365日24時間体制で救急医療への対応を行っています。当院の特色でもある人工透析や温泉を活用したリハビリテーション医療等の機能を強化しながら、急性期医療と回復期医療の充実を図っています。
経営の健全性・効率性について
令和3年度は、前年度に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、大変厳しい年となりました。特に、④病床利用率が減少したため医業収益が減少した一方で、委託料や原油価格高騰による燃料費の増等により医業費用は増加し、その結果、②医業収支比率や③累積欠損金比率の増加などの指標が悪化するところとなりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症関連の補助金を受け入れたことにより、①経常収支比率については若干ではありますが改善しています。
老朽化の状況について
東棟が築49年、西棟が築31年を経過し、特に東棟の老朽化が著しい状況です。①有形固定資産減価償却率が類似病院平均を大きく上回っていることからも見て取れます。②器械備品減価償却率においても、高額な備品(電子カルテ)の更新を平成27年度に行ったため、平成29年度は類似病院平均を下回ったものの、その後は類似病院平均を上回っており、老朽化が進んでいることが分かります。
全体総括
経営状況については、新型コロナウイルス感染症の影響や医師・看護師等医療スタッフ不足のため、医業収益の減収傾向が続いておりますが、最重要課題として医療スタッフの確保に努め、患者数の増加、更には収益の増加に努めていきます。また、老朽化の状況については、平成30~令和2年度に外来エリア改修工事を行っておりますが、施設の老朽化が著しいため、新病院建設に向けて検討を始めたところです。今後も、地域住民が求める医療を安定的に継続して提供していけるように、新病院建設に向けて検討を重ねながら、健全経営に努めていきます。