六ヶ所村：簡易水道事業（法適用）

経営の健全性・効率性について

◆経常収支比率・料金回収率は、100%前後で推移しており、給水収益により概ね経費を賄うことができている。◆給水原価は、類似団体の平均値を下回っており、効率的な運営ができている。◆流動比率は100%を超えており、短期的な支払い能力については、問題はないと思われる。◆企業債残高対給水収益比率は、400%以下となったが類似団体とほぼ同水準であり、特段の問題はないものと思われる。◆施設利用率は類似団体と比較して20%台と低く、利用率の改善が課題である。更新投資時に、ダウンサイジングを検討する等必要な施策を検討する。◆有収率が年々低下しており、収益に結びつけるためには、地形的要因や漏水等原因を特定するための調査や対策事業を実施する予定である。

老朽化の状況について

◆類似団体と比較して減価償却比率は低く、全体的な設備の老朽化については深刻な状況にはない。個々の資産の老朽化については、適切な点検整備を行う。

全体総括

◆施設利用率がかなり低いため、需要の動向を確認し、設備更新時にはダウンサイジングを検討する等の調整を検討する。◆有収率の低下が今後も懸念されることから、経営上の観点から、漏水等を特定するための調査の実施、或いは改善するための対策事業を実施していく予定である。