経営の健全性・効率性について
・経常収支比率は、100%以上となっており単年度の収支が黒字であることが示されている。28年度において減少した主な理由は、その他営業収益(施設提供対価料)の減少及び営業費用(資産減耗費)の増加したことによる。・累積欠損金比率は、毎年度0%であるので経営が健全であることが示されている。・流動比率は、100%以上であることが必要であり、短期的な債務に対する支払能力は良好である。・企業債残高対給水収益比率は、類似団体平均値、全国平均値を大きく下回っており健全経営であることが示されている。今後も起債に頼らない財政運営に努める。・料金回収率は、100%を下回っている。消費税導入時において料金改定をせず、消費税がアップするたびに基本料金が安くなったことが、主な要因であると思われる。(内税)・給水原価、施設利用率、有収率は、類似団体との比較により概ね良好である。
老朽化の状況について
・管路経年化率及び管路更新率については、法定耐用年数を向かえる前に管路更新を行っており、適正な維持管理に取組んでいるため健全であることが示されている。
全体総括
・全体的に水道事業は、良好である。今後も健全運営の維持、効率性の向上に努めていく。料金回収率においては、今後段階的な改善が必要である。・施設提供対価料の減少は、米軍敷地内の3か所の漏水箇所を修繕したことにより平成28年10月ごろから減少。今後、料金改定も視野に入れた対策が必要である。